こんにちは、みなみです。
文章を書くことが苦手だという人は多いです。
たとえば、ブログを書きたくても「書ける気がしない」なんて人は、わたしのまわりにはたくさんいます。(笑)
たしかに「文章」は、表情や声のトーン、身ぶり手ぶりなどを使えませんから、雰囲気やニュアンスを伝えるのがむずかしく、その分、正確な認識能力も必要になります。
今の時代はブログに限らず、さまざまなシーンにおいて文章を書くスキルが求められるので、文章が書けない根本原因をしっかりおさえ、改善していくことはとても大事だと思います。
文章が書けない根本原因
まずはじめに、文章が書けないときの状況を5つに分類します。
- テーマが思い浮かばない
- 情報収集ができていない
- タイピングなど書く動作そのものが遅い
- 頭の中で整理できていない
- よい表現がみつからない
よほど特異なケースをのぞき、文章が書けないときの状況は、上記のうちのどれかにあてはまると思っています。
では、さらにこれらを1つに集約してみます。
なぜこのような状況が起きてしまうのか?
文章が書けない根本原因です。
それは、書きたくないから! これに尽きます。
つまり、文章が書けない根本原因は「書きたくない」というマインドセットにあります。
「書きたくない自分」または「書けない自分」というアイデンティティを自分でつくってるんですね。
「書けないから」書けるようになりたいと思ってる時点で「書けない自分」を存在させてるってことです。(笑)
なぜ書けない自分を存在させるのか?
なぜ書けない自分を存在させるのか?
それは、5感覚と脳を使った認識方式によるものです。(脳の観点とも呼ぶ)
- 部分だけをとる(全体はとれない)
- 違いだけをとる(共通はとれない)
- 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
- 有限化してとる(無限はとれない)
人間の脳は、つねにこの4つのクセを働かせています。
そして、モノゴトを有限化(存在化)させることで認識しています。
たとえば、目にみえない空気を絵に描いてくださいと言われたら?
↑ こんなふうに雲っぽい線を描いたり、色を塗ったりするくらいしかできませんよね?
人間は「存在=ある」としか認識できません。
だから「書けない自分」を存在させるのは、ごく自然なことなんです。
ちなみに、文章を書くのが好きな人は、逆に「書ける自分」を存在させています。
しかし、本質的にみたら「書ける自分」も「書けない自分」も同じです。
どちらも脳の観点の作用によるものなので、結局、いつかは限界がくるんです。
重要なことは、脳の認識のクセ(脳の観点)を自覚した上で「書ける自分」をみずから選択することです。
改善するためのコツ
根本原因がわかったところで、つぎはどうやって「書ける自分」を選択するのか?
型を使って、実践をくり返す
文章をたくさん書いてる人は、意識的かそうでないのかにかかわらず「型」を使っています。
ちなみに、この記事は「設定・問題・結論・理由・行動」にまとめてから書きはじめています。
- 設定:キーワードやペルソナなどの裏の設定
- 問題:文章が書けないこと
- 結論:書けない自分を存在させている
- 理由:脳の認識のクセ(脳の観点)
- 行動:型を使って実践、認識技術
わたしは、どんな内容を書くのかによって「型」は変わると思ってるので、一概に「この型がいいよ」とオススメはしたくないです。
それよりも一番大事なことは「自分が創造主になる」ことです。
創造主になれば、必然的に自分で考え、創意工夫するようになりますからね。
型は、文章を構成する大枠の「設計図」であり「観点」です。
だから、どんな型でもよいから、観点は自分で創造するべきだと思うんです。(良い意味で、人のをパクるということも含めて)
実践する上で、もうひとつ大事なことは、書き切ることです。
曲がりなりにでもよいから最後まで書き切って、世に発信するところまでが1サイクル。
書き切らなければ、アイディンティティは成就しないので、上昇することもありません。
実践=改善
創造主になって、世に発信することをくり返してると、自ずと「もっとよくしたい」という愛情が増します。
つまり「書きたい意志」とともに「改善したい意志」も育つということ。
もし、改善する意志がなく、ただ単に実践してるだけなら、それはハムスターが回し車で運動してるのと同じです。
ダイエット目的ならよいけど、前にはぜんぜん進んでないので、それこそ改善が必要です。(笑)
改善がともなわない実践は実践ではないので、一旦やめて別のことをした方がよいかもしれません。
文章ができるまでの5つのステップ
なにごとも、改善するためには、細分化と見える化が必要。。
というわけで、つぎは、文章ができるまでの5つのステップです。
- 情報収集をする(材料集め)
- 流れが生まれる(方向性)
- 意味が生まれる(つながり)
- 整理整頓をする(仕上げ)
- 価値が生まれる(文章化)
① 情報収集をする(材料集め)
文章を書く上で一番重要なことは、どこから観察してるのか? です。
脳の観点の中から観察していたら、部分の認識しかできなくなる(脳の認識のクセ)ので、nTech(認識技術)を使い、全体を認識することが重要です。
その認識の土台があって「型」を意識しながら情報を集めること。
コレめちゃ大事です。
このパートは全体の8割~9割を占めてると言ってもいいくらい重要で、ここで集めた情報以上の完成度にはなりません。
始まりにないものは終わりにもない。
書く前の段階ですべては決まります。
② 流れが生まれる(方向性)
①で集めた情報をもとに、いきなりきちんとした文章を書こうとしても書けません。
なので、このパートでは、とにかく考えずに、先に手を動かして書いていきます。
単語と単語をつないで、話の筋道や脈絡を曲がりなりにでもよいので、どんどん手を動かしてつくります。
ちなみに、この段階はまだまだ文章になっていないので、文脈がおかしくても、誤字脱字だらけでもかまいません。
どんなに支離滅裂でもいいので、とにかく「動き先行」で流れをつくっていくパートです。
このパートを意識するだけで、かなり文章を書くスピードはアップするはずです。
③ 意味が生まれる(つながり)
このパートは、②をくり返すことで、単語と単語のつながりがよりしっかりできて、そこに「意味」が生まれるイメージです。
意味とはつながりのことであり、始まりと終わりの節目がしっかりできて、文章になりかけてきたなぁと思えるような段階です。
④ 整理整頓をする(仕上げ)
要るものと要らないものをハッキリわけて、要らないものは捨てることです。
伝えたいことが多すぎて、あれもこれも書きたい気持ちになりやすいけど、捨てる決断はとても大事です。
最終的には、本当に必要な文字しか残っていない状態が理想です。
さらに、わたしはいろんな観点を使って、文章を読み返します。
- 観点1:誤字脱字がないか
- 観点2:言葉の使い方がおかしくないか
- 観点3:事実確認(おもに数字)
- 観点4:話の展開がおかしくないか
- 観点5:改行の位置(視覚的なバランス)
- 観点6:ひらがなと漢字のバランス
- 観点7:PCの見え方とスマホでの見え方
- 観点8:通読したときの「音」の滑らかさ
- 観点9:ひと晩おいて翌日に読み返す etc
読み返しをする際のポイントは、観点はなるべく一つに絞ることです。
誤字脱字の観点なら誤字脱字だけをみる。事実確認の観点なら事実確認だけをする。それ以外の観点を混在させないよう一つに集中することです。
⑤ 価値が生まれる(文章化)
ここは最終段階で、いよいよこれから外に向けて発信していくイメージです。
洗車でいえばワックスがけ、料理でいえば盛りつけが完了した段階ですね。(笑)
外に発信して、はじめてその文章は価値になります。
最後に
じつを言うと、このブログを最初に書いたとき、6000文字以上ありました。
書きたいことがありすぎて、ついつい盛りだくさんになってしまいました。(汗)
で、今現在は、だいぶ削って4000文字以内になってます。
文章って、そのときは完ペキって思えても、後から読み返すとダメダメに感じるもので(笑)わたしは、そのたびに人の認識(脳)のいい加減さを感じます。
ま、だからこそ、終わりなき進化が必要でおもしろいんですけどね。。(笑)
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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