こんにちは、みなみです。
みなさんは、制約理論(TOC)ってご存じですか?
ざっくり言うと。。
システム全体の処理能力を高めるためにボトルネックとなる「制約」をみつけ、改善し続ける。。
みたいなものです。
わたしはコレ、すべてに適用できる考え方だと思い、nTech(認識技術)の問題規定ともつながるので、今回のテーマにしてみました。
制約理論と人間システムの制約とは?
制約理論はイスラエルの物理学者 エリヤフ・ゴールドラット博士が開発したマネジメント理論です。
制約理論(TOC)とは?
ゴールドラット博士いわく。。
制約理論をひと言で表現するとフォーカスだ!とのこと。
フォーカスするとは?
なにをすべきか決めると同時に、なにをすべきでないかを決めるということです。
どんなシステムであれ、つねにごく少数の要素または因子によって全体のパフォーマンスが制限されている
という考え方から制約理論は出発しています。
つまり、制約にフォーカスすれば、小さな変化と小さな努力で著しい成果が得られるということ。
この世はすべて「システム」
ここで言うシステムとは、おもに「組織」のことを指します。
しかし、全体として機能する「ひとまとまり」という意味では、この世はすべてシステムで構成されてると言えます。
たとえば、ボールペンだって、ボールペンの機能を構成する「ひとまとまり」なので、ボールペンシステムです。(笑)
「会社」にしても「地域コミュニティ」にしてもシステムだし。。
「国」だって「世界」だって、もっと広範囲では「太陽系」「銀河系」「宇宙」だってシステムです。
ちなみに、わたしはシステムエンジニアで、こういう話はとてもおもしろいです。(笑)
制約理論のおもしろさ
制約理論について、わたしがおもしろいと思ったポイントは2つ。
- システムを構成する要素間の「関係性」
- 永遠にくり返す「継続性」
この2つを無視していないので、すべてのシステムに適用できると思いました。
制約理論では「制約」と「非制約」をハッキリと区別しています。
そもそもシステムを単に個々の独立した「要素の集合」と捉えてしまうと、制約と非制約を区別する発想は生まれません。
システムとは相互に依存し合う要素からなるひとつの「体系」です。
ボトルネックとなる「制約」は、それ以外の大部分を占める「非制約」に大きな影響を及ぼしていて、制約の処理能力以上に全体の処理能力があがることはありません。
制約理論では、継続的な発見→改善のプロセスが必要です。
ひとつの制約を発見→改善したら、次の制約がかならずあらわれるので、システムはそれまでとはまったく別モノになります。
なので、制約が今どこにあるのか? つねに意識しておかなければなりません。
制約が変わったことに気づかず、古い条件のまま運用を続けていると、その条件自体が制約になってしまいます。(汗)
人間システムの制約は?
この現実における最大のシステムは「宇宙」です。(笑)
宇宙は138億年前に誕生し、今でも破綻することなく成長してる偉大なシステムです。
では、今の宇宙システムの「制約」ってなんでしょう?
それは人間(の意識)です。
そもそも138億年という時間は「人間の脳」を基準に計算した数字であり、真実とは異なります。
nTech(認識技術)では「人間と人間がみている宇宙は実在しない」と規定しています。
ホントは実在してないのに有ると思い込んでしまう「脳機能」が人間システムの超クリティカルな制約です。
ボトルネックとなる制約の処理能力以上に全体の処理能力があがることはない!
この制約をクリアできれば、人間システムの処理能力は飛躍的に高まり、宇宙システムはさらなる次元へと進化するでしょう。
結果的に、SFのような未来が実現すると、わたしは思っています。(笑)
人間の脳が「有る中毒」である話はコチラにまとめています。
【nTechの理解】脳は無限を認識できない(有る中毒)まとめ
ここまでの話をまとめます。
- どんなシステムであれ、つねにごく少数の要素または因子によって全体のパフォーマンスが制限されている。
- 制約理論をひと言で表現するとフォーカス!
- この世はすべて「システム」で構成されている。
- 「関係性」と「継続性」を無視していない制約理論はすべてに応用できる。
- 宇宙システムの制約は「人間の意識」
- 人間システムの制約は「脳機能」
- ホントは実在しないのに「有る」と思い込んでしまう。
- 人間の脳は「有る中毒」
以上、制約理論(TOC)と人間システムの制約についてでした。
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