こんにちは、みなみです。
少し前のことですが、6歳(年長さん)になったばかりの息子がこんなことを言うようになりました。
息子
そういえば、ここ最近。。
息子はYouTubeで、ハムスターが死んで悲しんでる飼い主の様子を映した動画をみていました。
もしかしたら、そこから連想したのかもしれません。
生きものが死ぬと悲しいんだ。
大事な人が死んでしまうと悲しいんだ。
パパとママが死んだらどうしよう!?
パパとママが死んだらどうしよう!?
食事のときや、これから一緒に寝ようとしているときに、さっきまで笑っていたはずの息子がまた言います。
息子
目にいっぱい涙をためているときもあります。
そんなとき、わたしも妻も笑いながら。。
パパ
とか言って、なんとか息子の不安をなくし、安心させてあげようと一生懸命に話します。
しかし、そのときは納得しても、また次の日になると同じように涙ぐみます。
そして。。
息子
と、わたしたちに要求してきます。(笑)
不安がる息子を安心させるには、どうすればよいのでしょう?
なぜ不安になるのか?
まず、なぜ不安になるのかといえば、いちばんの理由は「わからないから」です。
なので、そのわからない部分を見える化するだけで人間は一段階、安心します。
人間は「認識できないと不安」になり「認識できると安心」する。
それを象徴的に言いかえると。。
- 目に見えないと不安になり、
- 目に見えると安心する。
これが人間(の脳)の特徴であり、安心の基準です。
だから、その基準にあわせてあげること。
目に見えない世界を見える化することはとても大事なことであり、それこそが愛だと思うんです。
パパとママが死んでも大丈夫な話
ある朝、息子がわたしのところにきて、いつもと同じように。。
息子
と言ってきました。
ただ、その日はいつもと違って、紙とペンをもっています。
息子
と言います。
わたしは、なぜ文字?(笑)と思いつつも。。
と思い、息子のために表をつくってあげました。
そして、息子をひざの上にのせて一緒にプリントアウトした表をみて話しました。

パパ まず大前提、そもそもこの世界は「こころ」しかないんだ。
これはものすごく大事なことだからよく覚えておくんだぞ。
とにかくぜんぶが「こころ」なんだ。「こころ」しかないんだ。いいか?
息子 うん、わかった。(笑) ※なんだか息子は楽しそうです。
そもそも「こころ」しかない
パパ 「こころ」しかないということは、分けることができないということだ。だから、たとえパパとママが死んだとしても、別れることができないという意味になるんだ。そもそもが一緒なんだよ。
息子 うん。
パパ でも「こころ」には、1と2があるんだ。われわれがよく思う心は「こころ2(相対的な心)」を指すことが多い。目に見える世界はぜんぶ「こころ2」なんだ。でも大事なのは「こころ1(源泉の動き)」なんだよ。
この世界は「こころ1」から「こころ2」が生まれてるんだ。(1が2に変異してる)
「こころ1」と「こころ2」は別ものだ。でも「こころ2」は「こころ1」がないと生まれない。だから「こころ1」と「こころ2」は繋がってるんだ。
別ものだけど関係はしてる。この感覚がとても大事なんだよ。
同じだけど違う。「同じ」と「違う」が重なりあってる感覚がとても大事なんだ。
息子 100円玉と同じ?
パパ そうそう(こういう話は前からちょいちょいしてたので息子は覚えていたんでしょう)。100円玉は「表」と「裏」が重なりあってる。「表」か「裏」をハッキリ決めたがるのが人間(の脳)だけど「表」でもなく「裏」でもない。100円玉として見る感覚がとても大事なんだ。
息子 うん、そうだよねー
こころ1から、こころ2は生まれる
パパ さらにざっくり言うと「こころ2」はエネルギーでもあり、それがだんだんと変異して人間の姿になるんだ。姿を変えてるだけで、元の素材(こころ1)は同じなんだよ。
- エネルギー(氣・魂・宇宙など)
- ひかり(銀河・太陽)
- 物質(モノ・地球)
- 生命(植物・動物)
- 精神(人間)
目で見たら(認識の主体が5なら)パパとママが死ぬことで、体(4.生命、5.精神)はなくなっちゃう。だから悲しくなっちゃうんだ。
でも「こころ1」からみていれば(認識の主体が ”こころ1” なら)4と5がなくなったとしても、1~3 はなくならないから怖くないんだよ。だから、目で見ちゃダメなんだ。「こころ1」でみること。
もし、また不安になったら、この紙を見ながら一緒に話そう。
息子 うん、わかったよ(笑)
なぜ目に見えない世界を認識できないのか?
ここからは、大人向けの補足です。
人間はなぜ、目に見えない世界を認識できないんでしょうか?
それは、認識の基準点が「5感覚と脳」に固定されてるからです。
最初にも書いたとおり、人間にとっての安心の基準は「目に見えること」です。
しかし、5感覚と脳を基準にした人間の認識方式には限界があります。
そもそもの大大大大大前提として、脳は存在を「ある」としか認識できません。
これは、めちゃめちゃ当たり前すぎる話なんですが、これを当たり前だと思っちゃダメなんです。
まずは、当たり前を当たり前だと思わせる「脳の認識のクセ」を理解すること。
と、子どもに対し、親が自信をもって言ってあげられることは、めちゃめちゃ大事なことだと思っています。
脳の認識のクセについては「認識の3要素」として、こちらの記事にまとめています。

まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 不安になるいちばんの理由は「わからない」から。
- 人間(の脳)の安心基準は「目に見える」こと。
- この世界は「こころ」しかない。
- 「こころ1」を認識することで死んでも別れられなくなる。
- 「こころ1」と「こころ2」は別ものだけど関係している。
- 「同じ」と「違う」が重なってる感覚が大事。
- 目に見えない世界を認識できない原因は「5感覚と脳」。
以上、子どもが不安がる根本原因と「脳の認識のクセ」についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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