交友関係が続かない根本原因とは?【うちの母の例】

こんにちは、みなみです。

先日、16年前(2006年)に亡くなった母について、こんな記事を書きました。

母にブログをやらせてあげたかった話【発信の軸】

この記事では母のコミュニケーションパターンにもふれていて、きょうはそのことについて掘り下げようと思います。

ひと言でいうと、母は「交友関係が続かない」人でした。

たとえば、母の口から。。

〇〇さんとはもうしゃべらない!(怒)

なんて言葉をわたしはよく聞きました。(苦笑)

交友関係が続かない根本原因

うちの母は、素朴というか、素直すぎるというか。。

とにかく世間知らずで、建前や社交辞令が通じないタイプの人でした。

コミュニケーションパターン

専業主婦で家にひとりでいることも多く、寂しかったのでしょう。

数少ない友だちと仲良くなりたい一心で、母のほうから声をかけることも多かったです。

たとえば、お茶に誘ってはじめは楽しくおしゃべりしても、次第に相手のイヤな部分がみえてきて傷ついてしまう。

傷つく母

で、その友だちとは会わなくなり、またべつのお友だちができる。みたいな。。(汗)

もう完全にハムスターの回し車の状態ですよ。(笑)

ハムスターの回し車

わたしには、ずっと同じくり返しをしているようにみえました。(笑)

脳の認識のクセ

交友関係が続かない原因は、脳の認識による作用です。

脳の認識のクセ
  • 部分だけをとる(全体はとれない)
  • 違いだけをとる(共通はとれない)
  • 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
  • 有限化してとる(無限はとれない)

人間の脳は部分だけをとり、かならず相対比較するようにできています。

そして「存在」を有限化してとらえるので「自分」という存在への執着がハンパないです。

だから、相手を傷つけたり、逆に傷ついてしまったりする。

まさに戦争の構図と同じです。

しかし、たとえ戦争をしたとしても、素朴で素直な母はすぐ負けてしまいます。(泣)

だから、はじめから戦わずに相手と距離をおくんです。

脳の観点

もうひとつ重要なことは、人間はみな「脳の認識」の外に出ていないということ。

nTech(認識技術)では「脳の観点」とも呼びますが、人間は自分の(脳の)観点の中にずっといます。

つまり、一人ひとり勝手な思い込みの中にいて、同じ認識画面をみているようで、みていない。

VRをかけて会話する人

じつは、それぞれの認識画面が重なっているだけなんです。(←重要

人間共通の課題

うちの母はちょっとしたことで傷ついていたと思います。

でも、それは母の勝手な思い込みだった可能性が高いです。

ていうか、脳を使ってる限り、100%思い込みなんですよね。(笑)

ちなみに、この辺りのお話はコチラの記事が参考になると思います。

【nTechの理解】認識=存在(認識と存在はわけられない) 【nTechの理解】認識=存在(認識と存在はわけられない)

脳の観点を「知らない」という問題は、さまざまなカタチで戦争を引き起こします。

これはうちの母だけに限らない人間共通の課題です。

なのでぜひ、この問題に興味をもっていただきたいんです。

無意識エンジン

それともうひとつ、おさえておくポイントは「無意識エンジン」です。

無意識エンジンとは、幼少期の決断です。

トラウマって言ってもいいですね。

幼少期のトラウマ

人間にはみな、多かれ少なかれ幼少期のトラウマがあります。

そのときにつくられたエンジンが「考え」「感情」「言葉」「行動」の原動力になっているということ。

母のエンジンは?

母の無意識エンジンはなんだったのか?

ざんねんながら母の幼少期の話を深く聞いたことはなく、今となっては正直よくわかりません。(笑)

ただ、その後の母のコミュニケーションから推測すると「寂しい」というキーワードはポイントになりそうです。

それと、母の息子(わたし)の無意識エンジンともつなげて、ざっくり「不安と安心」によるエンジンだと思えば大きな間違いはないはずです。(笑)

不安と安心の因果

つまり、母は不安(寂しさ)から逃れて安心を得るためにがんばるけど、結局、また不安な状態に戻ってしまう。

そのくり返しをずっとしていたんです。

無意識エンジンを自覚する

ここで言う母の不安(寂しさ)は、じつは大した問題ではありません。

それよりも問題は、無意識エンジンの因果(脳の観点)の中にいることを知らないことです。

一段階、自分のエンジンを知っておくだけで、だいぶモノゴトを客観的にみれるようになりますからね。

まだ知らない方は、一度しっかりと自覚化しておくことをオススメします。

無意識エンジンについてはコチラの記事にまとめています。

自分の認識のクセを発見する。行動の原動力となる ”無意識エンジン”

発信の軸と同志

冒頭に紹介したブログでは、母に「発信の軸」をもってほしかったという話もしています。

母の得意分野は「文章」でした。

その特性を活かし、発信の軸をもつことで新たな出会いが生まれます。

そして、できれば観点の問題を共有している人と友だちになることです。

そうすれば、少なくとも今までとは異なる次元の人間関係を築けるようになります。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • 交友関係が続かない根本原因は、脳の認識のクセ。
  • 人間は脳の観点の外に出ていない。
  • ひとり一人の認識画面は違う。
  • 同じ画面をみているようで、みていない。
  • 脳の観点を知らないから戦争が起こる。
  • 無意識エンジンを自覚すること。

以上、交友関係が続かない原因についてでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

令和哲学・nTech(認識技術)関連情報

【随時更新中】令和哲学(nTech)最新イベント情報 【随時更新中】令和哲学(nTech)最新ワークショップ情報 【nTechの理解】nTech(認識技術)の全体像 【nTechの理解】nTech(認識技術)の全体像

筆者プロフィールはコチラ

↓ ランキング参加しています。よろしければポチっとお願いいたします。

にほんブログ村 にほんブログ村
にほんブログ村