こんにちは、みなみです。
みなさんは「裸の男とリーダーシップ」という映像をみたことありますか?
けっこう有名なので、ご存じの方は多いと思います。
この映像は、デレク・シヴァーズ氏のTEDプレゼン「社会運動はどうやって起こすのか?」で使われたものです。
ムーブメントの起こし方
この映像の流れをめっちゃ簡単にまとめると以下。
- ひとりで裸踊りする男があらわれる
(リーダー) - 一緒に踊る男があらわれる
(フォロワー) - 指数関数的に人が増えていく
(ムーブメント)
ムーブメントは「組織」って言いかえてもいいですね。
リーダーシップがすべてではない
この映像の最大のポイントは「リーダーシップがすべてではない」ということです。
優れたリーダーの裏には、かならず優れたフォロワーがいる。
しかし、世の中はリーダーシップばかりに注目がいってしまうんです。
よく「全員がリーダーになろう」ってフレーズを聞くときありませんか?
もちろん意味としては「全員が主体性を発揮しよう」ってことで、それはそれでわかります。
でも、そのフレーズを言葉どおりに受け取ってしまうとリーダーしかいなくなってしまうので(笑)組織は成り立ちません。
なので、正確な表現とは言えないかもしれませんね。(笑)
ここで言いたいのは。。
人間(の脳)は、リーダーシップを称えすぎているということです。
リーダーは裸踊りをするバカ
映像のなかでは、まずひとりで裸踊りをする男があらわれます。
最初、まわりは冷たい目でその男をみてますが、次第に2人、3人と増えていき、最後はその場全体が熱狂に包まれます。
はじめに踊る人がいなければムーブメントは起きないので、まちがいなく最初の男はリーダーです。
この映像からわかるリーダー像は?
- たったひとりでもやる勇気のある人
- だれもやっていないことをやる人
- 単純なことしかしない人
だと言えます。
つまり、優れたリーダーほどバカ(異端児)っぽくみえるもの。(笑)
動きがシンプルなので、フォロワーが真似しやすいんです。
フォロワーが真の立役者
リーダーの重要性はあきらかです。
が、それと同等に重要なのがフォロワーの存在なんです。
映像では、最初の男と一緒に踊りはじめる2人目の男のことです。
リーダーと一緒になってバカになり、リーダーの火を大きく燃やせるのは最初のフォロワーしかいません。
つまり、リーダーを英雄にするのか? 裸の王様(ただのバカ)にするのか?
生かすも殺すも2人目の存在にかかっているということです。
ムーブメントが起こるとき
最初のフォロワーがいい仕事をすると3人目があらわれます。
そして、4人、5人と集まればもう立派な組織です。
もはや、リーダーだけが注目されることはなく人々の目線はフォロワーに向かい、ある臨界点を超えたところで爆発的なムーブメントになります。
そうなると、まわりの人には参加を拒む理由はありません。
ていうか、むしろ参加しないほうが目立ってしまいます。(笑)
リーダーとフォロワーは表裏一体
リーダーとフォロワーの関係は、コインの表と裏の関係と同じです。
どっちか片方しかないコインなんてありませんからね。(笑)
リーダーとフォロワーの関係も表裏一体なんです。
ムーブメントを起こせない原因
しかし、人間の脳は「表」ばかりに着目する認識のクセをもっています。
だから、ついつい「裏」の存在を忘れてリーダーとフォロワーのバランスが崩れてしまいます。
組織がうまくいかない。ムーブメントを起こせない原因はココにあります。
フォロワーとは、表に出ないリーダーシップです。
なので、リーダーと対等、もしくはそれ以上に進化した存在であるべきなんです。
フォロワーが異次元のリーダーシップを発揮していることが、ムーブメントを起こす条件です。
そして、そのためにはリーダーとフォロワーを疎通させる「間」を活用する心感覚が必要になります。
ちなみに「表」ばかりに着目する脳の認識については、こちらの記事が参考になります。
【nTechの理解】海からお魚が生まれる(世の中の構造)あと、コチラの記事も関連してるので、よければどうぞ。
相手に「ありがとう」と言わせない。気づかれないフォローの美学まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 優れたリーダーの裏には、優れたフォロワーがいる。
- 世の中はリーダーシップを称えすぎている。
- 優れたリーダーほど、バカ(異端児)っぽくみえる。
- リーダーを生かすも殺すもフォロワーにかかっている。
- リーダーとフォロワーは表裏一体。
- ムーブメントを起こす条件は、フォロワーが異次元のリーダーシップを発揮すること。
- リーダーとフォロワーを疎通させる「間」を活用する心感覚が必要。
以上、ムーブメントの起こし方についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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