こんにちは、みなみです。
自分の感情がわからないという人は多いです。
たとえば、よく人から「なにを考えてるのかわからない」と言われたり、感情と行動に一貫性がなく「自分はなぜやってるのか?」がわからなかったり。。
好きなのか/嫌いなのかもわからず、いつもモヤモヤしてるという人はいます。
本当の感情がわからないまま、漠然とした不安ばかり続いてしまうのはイヤですよね?
今回は、自分の感情がわからない人に向けて、正しい診断と不安を解消するコツをまとめてみました。
自分の感情がわからない。
自分の感情がわからないときに、まず大事なことは、すぐに解決策を探さないことです。
これホント大事です。
解決策はすぐ探さない
解決策を探すよりも重要なことは、問題を明確にすることです。
問題があいまいだと解決策もあいまいになりますからね。
それに自分の感情がわからない人は、本当の問題をみれていない(もしくは、みたくない)可能性がとても高いです。
”問題” と ”感情” は同義ですから。
自分はどんな問題を解決したいのか?
それがわからないまま行動すれば、モヤモヤするのは当然です。
アインシュタインの名言
そのむかし、アルベルト・アインシュタインは、こんな質問をされ、こう答えたそうです。
わたしは地球を救うために、55分はその問題を明確にすることについて考えるでしょう。そして、残りの5分で、それを解決しようと試みるでしょう。
つまり、1時間しか残っていないうちの、55分間を「問題の明確化」に使うと言ったんです。
問題をどう規定するかによって、解決策も変わりますから、それほどまでに問題の明確化は大事だってことです。
まずなにをする?
問題を明確にするために、まずなにをすればいいでしょうか?
以下、優先順で並べてみました。
- ぶっちゃける相手をみつける
- ぶっちゃける
- それが嫌なら休む(時間の確保)
① ぶっちゃける相手をみつける
一番いいのは「ぶっちゃける」ことなのですが。。
自分の感情がわからない人は、本音がわからないため、そもそもぶっちゃけることができません。
なので、まずは今の自分の状況を理解してくれる相手をみつけることが重要です。
相手と言ってもだれでもいいわけではありません。
たとえば。。
すぐアドバイスしたがる人
自分の意見や主張が強い人
事実と思い込みの区別ができない人
こういうタイプの人に話しても、ストレスが溜まるだけなので、逆効果です。(笑)
その意味では、身内は避けたほうがいいかもしれませんね。
冷静に話を聞いてくれる第三者のほうが話しやすいと思います。
傾向として、わたしのオススメは「女性性のある男性」もしくは「男性性のある女性」がいいと思います。
② ぶっちゃける
相手がみつかったら、どんどんアウトプットすることです。
正しい診断(問題の明確化)をするためには、今の自分の状況をぜんぶ吐き出す必要があります。
いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのようにしてるとき、どんな気分になったのか?
具体的なシチュエーションを思い浮かべながらアウトプットしたほうがいいでしょう。
とにかく良い悪いのジャッジなしで、問題を明確化するための材料出しをする。
ブレストみたいな感覚ですね。
③ それが嫌なら休む(時間の確保)
それができない人は、とにかく休むしかないでしょう。
なるべくゆっくりできる時間を確保して、心の余裕を取り戻すことです。
少しでも余裕が生まれれば、①、② を考えらえるようになるのでムリしなくても大丈夫です。
ぶっちゃけるコツ
ブレスト感覚でなんでもアウトプットすればいい。
とは言え、単なるおしゃべりケーションだけで終わってしまうともったいないので、以下のような質問の軸をもって問題を深掘りしていくとよいです。
- なにが問題なのか?(規定)
- なぜ問題なのか?(深掘り)
- たとえばどんなこと?(具体化)
①~③をくり返せば、それなりに質のよいアウトプットになります。
もちろん、この3つの軸とつなげて質問のバリエーションを増やしてもいいです。
そうすると深い話ができて問題の明確化にも近づきます。
正しい診断をする
問題を明確にするための材料をぶっちゃけたら、つぎは「正しい診断」です。
結論から言ってしまうと、自分の感情がわからないのは、”自分” の認識がそもそも間違っているからです。
自分は何者なのか?
その認識がそもそも間違っていたら、自分の本当の感情などわかるはずはありません。
つまり、これはすべての人間に共通する問題なんです。
”自分” の認識がそもそも間違っている
では、なぜ ”自分” の認識が間違っていると言えるんでしょうか?
それを説明するためのアプローチは、2つあります。
- 幼少期の親との関係性
- 脳の認識の限界
① 幼少期の親との関係性
人間はみな、幼少期の親との関係性によって、その後の人生における根本判断基準(思考パターン)が決まってしまいます。
たとえば、自分の感情がわからなくてモヤモヤしてしまいがちな人であれば、なんらかの理由で、幼少期に自分の感情を出せなかった可能性がとても高いです。
親からいつも怒られていたとか、お母さんがヒステリックだったとか、お父さんがDVをする人だったとか。
感情を出すと怒られるイメージがきたり、これ以上、怖い思いをしたくない一心で、感情にフタをしてしまったりする人は多いです。

本当の自分とは、まだ無邪気な子どものように感情表現をたくさんしていたはずです。
でも、自分の感情をみたり、出したりすることに「痛み」がともなう環境でずっと過ごしていたのなら、本当の自分がわからなくなってしまうのも当然です。
この辺りの話は、判断基準の5つの特徴として、こちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

② 脳の認識の限界
もうひとつは、根本判断基準よりもさらに深い、人間共通の「脳の認識」です。
nTech(認識技術)では、脳の観点とも言います。
人間は、脳の観点を基準にして、自分や自分がみている世界を認識しています。
では、脳の認識の最大の特徴ってなんでしょう?
それは、存在を「ある」と認識すること。
「ある」という有限のイメージでしか、人間は存在を認識することができないんです。
なので、人間はみな、”自分” という存在についても ”体” のシルエットに置きかえてイメージしていると思います。

でも、なぜこの体が自分だと言えるんでしょう?
この体が自分だと言えるのなら、髪の毛や指の爪は、自分なのでしょうか?
切ってしまったらゴミに変わりますけど、それは自分なんでしょうか?
この体が自分だという論理は、あきらかに破綻しています。
つまり、本当の自分はこの体ではないと思うほうが自然なんです。
人間は脳にダマされていて、本当の自分がわからなくなっています。
だから、本当の感情に出会えないのは、じつは人間共通の課題でもあるんです。
脳の認識については、認識の3要素として、こちらの記事にまとめています。

問題の根本原因は ”脳の観点”
自分の認識がそもそも間違っている話はわかった。
親との幼少期の関係なんて変えられないし、脳の認識だってどうすることもできないじゃん。
という人はいると思います。
もちろん「根本判断基準」や「脳の観点」を今からつくりなおすことはできませんから、その意味では、どうすることもできません。
しかし、くり返しますが、大事なのは、解決策ではなく問題の明確化です。
もし明確にできていないのなら、とことん明確にするために行動するべきなんです。
できるか/できないかの観点でものごとをみたら、なんにも進化は起こりません。
それに今は、脳の観点の限界を突破できる道具ができています。
nTech(認識技術)を活用することで、多くの人に「本当の感情」に出会ってほしいです。
まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 解決策をすぐに探さない
- それよりも問題を明確にすること
- 問題を明確にするために、まずはぶっちゃけること
- ぶっちゃける相手選びは重要
- 自分の感情がわからないのは、”自分” の認識がそもそも間違っている
- 幼少期の親との関係性
- 脳の認識の限界
- nTechを活用し、とことん問題を明確にするべき
以上、自分の感情がわからない人に向けて、正しい診断と不安を解消するコツについてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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