【書評】Personal Universe(パーソナルユニバース)

こんにちは、みなみです。

先日、nTech(認識技術)の開発者、ノ・ジェス氏の新刊を読みました。

Personal Universe(パーソナルユニバース)~ 心半導体への進化

読み終わったときの正直な感想は。。

他のnTech関連の本の中でいちばんおもしろかった

です。

なので、今回は書評を書いてみようと思いました。

パーソナルユニバース ~ 心半導体への進化

まずはじめに、わたしはnTechをすでに学んでいて、その価値をじゅうぶんに感じています。

なので、その前提で話してることをご理解ください。

いちばん大事なポイントは?

この本に限らず、nTechを学ぶときのいちばん大事なポイントは?

学ぶ前段階の認識!

にあります。

そもそも本を読もうとしてる時点で、少なからず、なにかしらの「期待」を抱いてるはずです。

たとえば。。

役立つ情報や知識を得たい

知らない世界と出会いたい

などなど。

しかし、人間はみな、過去の経験にもとづく先入観によってモノゴトを判断します。

だから、ついつい本の良し悪しをジャッジ(審判)してしまいます。

審判

なかでも、いちばんよくあるのは「わかる/わからない」にとらわれてしまうこと。

それだと、nTechの内容は頭に入ってこないです。

この辺りのお話はコチラにまとめています。

【nTechの学び方】わからないことにワクワクできるか?

審判しないこと

nTechは超ミクロな世界から超マクロな世界まで一点に収めてしまう、他に類をみない内容のため、よけいな期待をもって読むとかならず裏切られます。

学ぶ前段階の認識をいかにゼロ化するのか?

固定観念や先入観をなるべく持たずに読み進めてほしいです。

なぜなら、それこそがnTechの問題意識やこの本で言う「巨大な嘘」ともつながるからです。

巨大な嘘の秘密を暴く

この本を手に取ってまず目に飛び込んでくるのは。。

巨大な嘘の秘密を暴き、資本主義を完全理解する

というキャッチーな一文です。

もしかして、まったく知らない人からしたら。。

陰謀論かなんかのお話?

なんて思う人もいるかもしれません。

ですが、当然そんなことはありません。(笑)

この一文には、もっともっと深く重要なメッセージが込められています。

読み応えのある一冊

ちなみに、この本の目次は以下。

1章:平和ボケ、ゆでガエル日本の現在地

2章:日本の弱点

3章:資本主義の問題点と完全理解

4章:デジタル感覚~Personal Universe~

5章:すべての産業を底上げする0次産業 ”和業” の時代

1章、2章は、今の日本がいかにヤバイ状態なのか、日本人の特徴(弱点)を8つに分類しながら解説しています。

日本が好きな人なら、読んでいてちょっとイヤな気分になるかもしれません。(笑)

ですが、なにごとも現実をしっかり見据えるところから変化ははじまりますからね。

これは変化をつくり出すための構成要素だと言えます。

3章からは、nTechのエッセンスが色濃く現れてきます。

まるで、セミナーに参加してるかのような濃度の濃い内容なので、とても読み応えがあります。

人間の知性を完全網羅

この本は「パーソナルユニバース」「心半導体」「デジタル感覚」など、テクノロジーを意識した表現を多く取り入れてる印象があります。

とは言え、実際に読んでみると、たしかに「NFT」や「DAO」など、ブロックチェーンのような最新技術にふれてるかと思いきや、仏教の「禅定」や「十牛図」などの解析もあり、人間の知性を完全に網羅してる一冊だと思いました。

他にも、資本主義の問題点やエネルギーの流れからみた世界における日本の役割、歴史的な脈拍を取り入れた解析にも説得力があります。

日本の一大プロジェクト

スピリチュアルや宗教など、精神世界を語る本はたくさんありますけど、どれもフワッとした表現ばかりで物足りないというかたは多いでしょう。

この本はたんなる精神世界の本ではありません。

いわゆる「悟り」を応用活用し、産業化まで実現しようとする日本の一大プロジェクトをコンパクトにまとめています。

完全に悟りと科学が融合できる精密さと深さをもってるので、ぜひ読んでみてほしいです。

補足

とは言え「もっと稼ぎたい」など、個人のニーズを満たすことで精一杯の人にとっては、やはり期待はずれの内容になるのでお気をつけください。

A=not A

本の中には完全理解のキーワード「A=not A」の話が出てきます。

たとえば、ボールペン(A)は、ボールペンではないもの(not A)が集まってできている。

だから、ボールペンの素材は、ボールペンの内側(A)にはなく、外側(not A)にあるということ。

ボールペン

ボールペンを「宇宙」におきかえても同じです。

宇宙の素材は、宇宙の内側にはなく、外側にある!

つまり、宇宙の内側をいくら探求しても、永遠に宇宙を理解することはできない。

A=not A

コレ、面白くないですか?(笑)

科学と哲学の限界

宇宙の内側をひたすら探究する科学の思考方式では、永遠に真理を悟ることはできないです。

かと言って「not A」を源泉とし、そこから「A」が生まれたとする形而上学(哲学)でも、現実で真理を活用することができません

だから「科学」と「哲学」をイコールでつなぐ必要があるんです。

「A=not A」は現実世界の普遍的なルールです。

そして、それらを成り立たせる「源泉動き」こそが、nTechが伝えたい世界観です。

ちなみに「A=not A」ではなく、海(not A)とお魚(A)という表現を使ってますが、関連する話をコチラにもまとめています。

【nTechの理解】海からお魚が生まれる(世の中の構造)

アナログ言語の限界

nTechの世界観はまったく新しい概念のため、どうしてもふだん聞きなれない言葉が多く出てきます。

ですが、それらの表面的な言葉に惑わされてはダメで「A=not A」を基準軸にイメージを合わせながら理解していく柔らかさが大事だと、わたしは思っています。

本の中では「アナログ言語」と表現してますが、われわれがふだん使っている言語には重大な問題が隠れています。

言語についてはコチラにもまとめています。

【nTechの理解】言語の偉大さと曖昧さ(イメージ言語)

認識を拡張させる価値

おそらく、すぐに理解できない内容もたくさんあるでしょう。

ていうか、nTechを知らない人にとっては、ぶっちゃけよくわからないはずです。

ですが、これからのWeb3.0、いや、Web4.0の時代を見据えると「科学」と「哲学」は融合するはずです。

たとえ、今はよくわからなくても固定観念の殻をやぶり、認識を拡張させておく価値はじゅうぶんあります。

もちろん、真理を追求してる人や、この世の仕組みを知りたい人であれば、超絶オススメします。

この本はまさに「新時代のバイブル」になりえる一冊だと思いました。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • いちばん大事なポイントは「学ぶ前段階の認識」
  • 学ぶ前の認識をいかにゼロ化するのか?
  • 濃度の濃い、読み応えのある一冊。
  • 人間の知性を完全網羅してる一冊。
  • 宇宙の素材は、宇宙の内側にはなく外側にある(A=not A)
  • A=not Aを成り立たせる「源泉動き」
  • われわれがふだん使っているアナログ言語には限界がある。

以上、ノ・ジェス氏の新刊、Personal Universe(パーソナルユニバース)の書評でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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