【ウクライナ問題】ロシアの無意識エンジンとは?

こんにちは、みなみです。

2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻しました。

もう21世紀なのに(悲)まるで100年前に戻ったかのようなやり方をするロシアには怒りを覚えます。

どんな理由があるにせよ戦争はゆるされません。

こんなことを正当化するわけにいかないので、なんとかプーチン政権が崩壊する流れに向かってほしいと思っています。

しかし、その一方では。。

わたしはこの手のニュースが流れるたびに違和感を覚えるんです。

日本メディアの報道はみな、西側諸国の情報だからです。

ロシアの無意識エンジン

だいたいケンカ(戦争)なんてものは、正義 対 正義 の戦いです。

こっちからみたら「悪」でも、あっちからみたら「正義」で、どっちの観点からみるのかで大きく変わります。

その意味では、国 対 国 の戦争って、人間関係とまったく同じです。

人間関係と同じ

nTech(認識技術)では、人間の行動の源を「無意識エンジン」と呼んでいます。

べつの言い方をすれば、幼いときの「トラウマ」です。

自分の認識のクセを発見する。行動の原動力となる ”無意識エンジン”

どんな人でもかならずトラウマがあり、それをきっかけに脳の観点(根本判断基準)が形成されます。

もちろん、人それぞれ経験は違えど「トラウマから逃れるために行動する」パターンは人間共通の原理です。

そして、それはとうぜん「集団」にも当てはまります。

なので、今回のウクライナ問題におけるロシアの観点やプーチンがなにを怖がっているのか?

ロシアのトラウマ(無意識エンジン)を把握しておくことは、とても大事だと思うんです。

恐怖と暴力のエンジン

わたしは、ロシアの無意識エンジンは「恐怖」と「暴力」だと思いました。

恐怖と暴力の因果

つまり「恐怖」から逃れるために「暴力」で解決する。

ロシアの歴史をふり返ると、この因果パターンをずーっとくり返しているように思うんです。

7つの時代

ロシアの歴史は1000年以上あり、大きく7つの時代にわかれるそうです。

  1. キエフ大公国(9~12世紀)
  2. タタールのくびき(13~15世紀)
  3. モスクワ大公国(1340~1547年)
  4. ロシア・ツァーリ国(1547~1721年)
  5. ロシア帝国(1721~1917年)
  6. ソ連(1917~1991年)
  7. ロシア連邦(1991年以降)

いちばん古いのがキエフ大公国の時代で、まさに今のウクライナの首都「キエフ」はロシアのルーツとも言えます。

しかし、13世紀前半には、モンゴル人(タタール)の襲来を受け、領土の大部分を侵略されます。

タタールのくびきは、2世紀半にわたるモンゴル支配の時代で「くびき」とは牛や馬の首につける道具のことです。

つまり、この時代に西洋と隔絶されてしまったということ。

ロシアのトラウマ

わたしは、たまたまYouTubeでこの動画をみつけました。

この動画はロシアの観点からみた解説になっていて、とても参考になりました。

ロシアの行動の根底には「怯える国家」「被害者意識にとらわれた国家」という非常に大きな「恐怖心」があるとのこと。

つまり「また侵略される!」というトラウマです。

西側こそ侵略者

ロシアからみたら、侵略的なのはつねに西ヨーロッパ諸国でした。

19世紀にはナポレオン(フランス)に侵略され、1914年(第一次世界大戦)にはドイツに侵略されます。

戦車のイラスト

そして、1941年(第二次世界大戦)には、またもヒトラー率いるドイツ軍に侵攻され、凄惨かつ悲惨な戦いを強いられます。

当時の人口、約2億人が1億6240万人に(18.8%も)減ったそうですから尋常じゃない被害です。

このように、ロシアは他国から侵略されつづけ、強いリーダー強い軍が必要になりました。

史上初の社会主義国家

第一次世界大戦でドイツに侵略され、ロシアの国家財政は急激に悪化しました。

国民の不満は爆発し、1917年にはレーニン主導のロシア革命によって、史上初の社会主義国家が誕生します。

ソビエト連邦の国旗

ところがその後、1922年まで革命側と反革命側の内戦がつづき、約1000万人も人口が減り、親を失った孤児は700万人、飢餓で500万人が死亡するなど、国内は悲惨な状態だったそうです。

レーニンからスターリンへ

徹底した中央集権による独裁国家は、1923年のレーニンの死後、スターリンへと受け継がれます。

しかし、スターリンは合理性にかけた命令を乱発し、大量処刑など「恐怖」と「暴力」による統制を行いました。

つまり、ロシアは、外からも侵略され/内でも虐殺や混乱に苦しんだ国と言えます。

トラウマはくり返す

今回のウクライナ侵攻をみると、ロシアが今まで他国にされてきたことをそのままやっているように思えます。

トラウマってそういうもんですからね。(汗)

NATOの東方拡大や対アメリカ戦略など、直接的な理由はいろいろあるんでしょうけど。。

少なからず、ロシアという国の集団エネルギーには「恐怖」が隠れている。

そして「暴力」が発動しやすいってのは大事なポイントです。

戦争できない人を量産する

ロシアの歴史を調べれば調べるほど「恐怖」と「暴力」の無意識エンジンをまわしていることがよくわかります。

だって、21世紀にもなって、まだ!同じことをくり返してるんですからね。(呆)

プーチン大統領は弾劾されるべきですよ!(怒)

教育の力

とは言え、この問題に対し、われわれが現実的にできることって限られます。

もちろん、無力ではありませんよ。

一人ひとりが声をあげ、できることをやるスタンスは大事です。

ただ、それだけではなく、この問題をきっかけに本質的な解決のアプローチへ向かうべきだと思うんです。

ウクライナ問題を引き起こしているのは、まちがいなく無意識エンジン(脳の観点)です。

脳の観点を超える「教育」がなければ、人類は同じことをくり返すようにできているんです。

教育によって、戦争ができない人間を量産するしか道はありません。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • 無意識エンジンとは、幼いときのトラウマ。
  • トラウマから逃れるために行動する「人間共通」の原理。
  • ロシアの無意識エンジンは「恐怖」と「暴力」。
  • モンゴルに支配されたショック事件。
  • ロシアは外からも侵略され/内でも虐殺や混乱に苦しんだ。
  • ロシアは同じことをウクライナにしている。
  • 無意識エンジンは止められない。
  • 教育により、戦争できない人間を量産するしか道はない。

以上、ロシアの無意識エンジンについてでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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