文章とシステム設計の共通点【レアケースの対応】

こんにちは、みなみです。

わたしはSEなので「システム設計」が好きです。

と、同時に「文章を書く」ことも好きです。

この2つって似てるんですよね。(笑)

楽しいと思える感覚が同じなんです。

文章とは?

ちなみに、ここで言う文章とは、読み手に「主張を伝える」ことを指してます。

自分と相手の2者以上がいる文章ってことですね。

たとえば、ポエムのような詩的な文章だと、自由度が高すぎてシステム設計の枠に収まらないこともあります。

システム設計とは?

システム設計とは、めちゃ簡単に言うと「ルール決め」です。

たとえば「A=B」の答えが「YESだったらC」「NOだったらD」のように条件づけるってことですね。

一つひとつのルールが組み合わさって全体のシステムを構成します。

だから、ただなんとなくCになったりDになったり、ルールがあいまいだとダメなんです。

そして、コンピューターの中身はすべて2進数(0と1の組み合わせ)になってます。

なので、0なのか/1なのか、ハッキリさせる作業=システム設計と言ってもいいです。 

文章とシステム設計の共通点

文章とシステム設計はどちらも「わかりやすさ」が大事です。

わかりやすい文章は読みやすいし、わかりやすいシステムは使いやすい。

これは、ごく当たり前の話ですよね。

じゃあ「わかりやすさ」ってなんなのか?

ポイントは3つあると思いました。

  1. 範囲を絞ってるか?
  2. 違いを明確にしてるか?
  3. 容易に想像できるか?

そして、これらの精度を高めていくと、かならず行きつくのが「レアケースの対応」です。

レアケースの対応(システム設計)

システム設計におけるレアケースの対応は、SEの腕の見せ所かもしれません。

お客さんからの要件は、レアケースを考慮できていないことも多いです。

日々の運用では99.99%ありえないけど、0.01%の可能性がなくはない。

アナログの運用では無視できることでも、システムに落とし込む際には無視できないレアケースってかならずあります。

なかには、その対応をすることで条件が複雑になってしまうこともあるので、そういったレアケースをいかに事前に把握しておくかは大事です。

そして、お客さんと合意をとるなり、なるべく工数をかけずにシンプルな設計(ルール化)を心がけます。

レアケースの対応(文章)

じつは、文章にもレアケースの対応はあります。

わかりやすい文章を書くには、基本的な文章力はもちろん、読者からの反論に備えておかなければなりません。

あれ? コレおかしいんじゃないの?
じゃあ、この場合はどうなの?

など。。

ツッコまれる可能性(レアケース)を事前に封鎖しておくというか。。読者の頭の中に「?」マークを出さないようにする努力ってものすごく大事です。

そういう文章は、頭の中にス~っと入ってきて読みやすく、全体を網羅してる丁寧な文章だと言えます。

ちなみに

ちなみに、網羅性を考えはじめると、どうしても抽象的な表現が多くなります。

たとえば「憲法」とか、めっちゃわかりづらいですよね?(笑)

わかりやすさとは、いかに具体的な表現をしているか? です。

つまり、網羅性を維持しながら、具体的に表現すること!

ここがライターの腕の見せ所だと思うんです。

まとめ
  • システム設計の醍醐味は、複雑なレアケースをシンプルにすること。(複雑→シンプル化)
  • 文章を書く醍醐味は、網羅性を維持(レアケースに対応)しながら具体的に表現すること。(抽象→具体化)

最後に

ちょっと哲学的に考えると。。

そもそも「ある閉じられた範囲」を限定してる時点で、みんな「システム」だと言えます。

文章もひとつの「体系」ですから、それ自体がまさに「システム」なんですよね。

というわけで「文章」と「システム」は同じだというお話でした。(笑)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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