こんにちは、みなみです。
東京都港区に愛宕神社(あたごじんじゃ)という神社があります。
1603年、徳川家康により江戸を火災から守る「防火の神様」として創建されました。
主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)です。
神社はお願いではなく誓う場所
愛宕神社は「出世の石段」が有名です。
なので、わたしも以前から知ってはいたものの「火の神様」だってことは知りませんでした。

防火の神様
防火と聞いて、わたしが真っ先に思い出すのはコンロの火の消し忘れです。(笑)

さいきん妻がコンロの火を消し忘れていました。(汗)
たまたまわたしが気づいたからよかったものの、あのまま放置していたら大変なことになっていたかもしれません。(怖)
しかも、同じようなことは過去に何度かありました。
その日の夜、わたしは妻に言いました。
というのも。。
翌日、妻が神社の近くにたまたま用事で出かけることになっていたからです。
お参りと言っても半分は冗談ですけどね。(笑)
でも、もう半分は具体的な思いをちゃんと誓ってきてほしかったんです。
神社は誓うところ
こういうのはわたしがいくら言ってもダメで、本人の言葉で宣言(決断)することが大事です。
そして、また次の年に無事だったことを報告しつつ。。
と、感謝を伝える。
わたしは神社ってそういうところだと思っています。
お願いするところではない
つまり、神社は単に「お願い」をするところではないってこと。
実際は知りませんけどね。(笑)
でも、わたしにはそう思えてなりません。
だって、自分はなにもせず神様にだけお願いするってムシがよすぎますよね?
神様からしたら「そんなの知るか!」って言いたくもなります。(笑)
だから、具体的に宣言する必要があるんです。
お願いするのはいいけど、それを実行するのはあくまでも自分!
神様に結果をゆだねてはダメですよ。
桜田門外の変
ちなみに、愛宕神社は1860年「桜田門外の変」を起こした水戸藩浪士17名と薩摩藩浪士1名の集合場所だったそうです。
浪士たちは早朝、愛宕神社で祈願した後、江戸城の桜田門前へ向かったそうです。
そして、幕府の大老、井伊直弼を暗殺しました。
この事変の良し悪しはさておき。。
その後の幕府の勢いは衰え、江戸城の無血開城につながったわけですからね。
時代の流れを大きく変えるきっかけになりました。
神の神意
1868年「江戸城開城」の会談を前に、西郷隆盛と勝海舟が愛宕山の上(愛宕神社)から美しい江戸の町並みをみて「江戸を戦場にしてはならない」と、思いを共有した逸話もあります。
つまり「無血開城」を誓った場所だってことです。
徳川家康により創建された愛宕神社で「桜田門外の変」や「江戸城開城」を望んだ彼らの真意と、それを聞き届けた神の神意はいかなるものか?
ちなみに、明智光秀が織田信長を討つときに戦勝祈願したのも愛宕神社(京都府)で、こちらは全国の愛宕神社の総本社になっています。
いずれにせよ、覚悟を決めてコトを起こし、成し遂げたのはみずからの意志です。
どんな祈願(誓い)であれ、時代の意志とつながった思いであれば成就するんだと思います。
さいごに
というわけで、若干、話が大きくなってしまいましたが。。(笑)
翌日、妻は愛宕神社でお参りしてくれたそうで、まぁ、いい気分転換というか、節目にはなったんじゃないでしょうか。
わたしもこの機会に愛宕神社の歴史を知ることができてよかったです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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