こんにちは、みなみです。
今回は、nTech(認識技術)の理解を深める内容です。
判断基準の5つの特徴について、まとめてみました。
※この記事は、nTechに興味のある方を対象に書いています。
判断基準とは?
判断基準とは、簡単に言うと、Yes/No を決める基準です。
たとえば、今、このブログを読んでるあなたも、なにかしらの判断基準があって ”読む” ことを ”Yes” と判断したはず。
判断基準がなければ、人間はなにも行動できなくなります。
人生は、判断・選択の連続ですから、判断基準の特徴を理解しておくことは、とても大事です。
判断基準はどのようにできるのか?
人間の根本判断基準は、0~12歳くらいまでの間で、ほぼできあがります。
そして、判断基準は、生まれ育った環境から100%影響を受けます。
- 時代からの影響
- 社会からの影響
- 親からの影響
とくにこの3つが大きいです。
たとえば、小学生に将来の夢を聞いたとしたら、今の時代なら「スポーツ選手」とか「パティシエ」とか「ユーチューバー」とか、言うと思います。
でもそれが、江戸時代の子どもだったら、そんなこと言わないはずです。
このように、判断基準は ”時代” から大きく影響を受けています。
たとえば、自分の生まれ育った国が日本ではなく、他の国だったとしたらどうでしょう?
国によって、生活様式や教育も違いますから、判断基準も変わるはずです。
もちろん、国ではなく、地域レベルでも変わりますよね。
いちばん身近なところでは、生まれたときの家庭環境、とくに親からの影響は大きいです。
「〇〇をやったらホメられる」とか「〇〇をやったら怒られる」とか、幼少期の親との関係性によって、判断基準は大きく変わります。
サーカスの象と同じ
判断基準がどのようにできるのかは、サーカスの象でもたとえられます。
サーカスの象は、幼いころから鎖でつながれていて、逃げようとしても痛くて逃げられません。
何度やっても逃げられない象は、次第に逃げることをあきらめます。
たとえ大きくなって、簡単に鎖を杭ごと抜けるようになったとしても、幼いころの経験体験があるので、抜こうとさえしなくなります。
このように、本当は自由に動ける力を持ってるのに、過去の経験体験にしばられて、同じ考えや感情、行動パターンをくり返してしまうのは、人間も同じです。
自分を小さく決めつけて、その判断基準の中でしか動けなくなってしまう。
人間はだれしもが、このような固定されたパターンを持っています。
判断基準の中心にあるもの
根本判断基準の中心には「幼少期の決断」があります。
サーカスの象で言うと、幼いころに「自分はもう逃げられない」と無意識の決断(あきらめ)をして、”逃げる” という選択肢をなくしています。
このような決断を nTech(認識技術)では、無意識エンジンと呼んでます。
幼少期に自分はどんな決断をして、そこから、どんな考え、感情、言葉、行動、関係構築のパターンをくり返しているのか?
それを把握しておくことは、とても重要です。
無意識エンジンについては、こちらの記事にまとめてますので、よければご覧ください。
自分の認識のクセを発見する。行動の原動力となる ”無意識エンジン”判断基準の5つの特徴
以下、判断基準の特徴です。
- みんな持っている
- みんなバラバラ
- 一緒にしても問題
- 不完全
- でも無意識に正しいと思っている
① みんな持っている
判断基準はみんな持っています。
持ってなければ、そもそも生きていくことはできません。
好き/嫌い、やる/やらない、正しい/間違い、など、人間は日々、さまざまな判断をくり返しながら生きています。
② みんなバラバラ
判断基準はみんなバラバラです。
もちろん、似たような判断基準の人はいますけど、まったく同じ判断基準を持ってる人はひとりもいません。
人それぞれ、生まれ育った環境や経験体験も違います。
たとえ、双子でも同じ経験をすることはないので、判断基準は違って当然ですよね。
だから、人間は摩擦衝突が絶えないんです。
③ 一緒にしても問題
とは言え、みんなバラバラな判断基準を無理やり一緒にしても問題です。(できないんですけどね)
個性がなくなり、ロボットやファシズムのようになってしまいます。
④ 不完全
判断基準は、不完全です。
そもそも人間の5感覚と脳が不完全なので、そこからつくられる判断基準が完全なはずありません。
正しい判断基準を持ってる人はひとりもいないです。
⑤ でも無意識に正しいと思っている
判断基準は不完全だとわかっていても、無意識では自分が正しいとみんな思っています。
そもそも自分の判断基準が正しいと思えなければ、なにもできなくなってしまうので、これも当たり前の話です。
道も歩けないし、イスに座ることもできない。究極に自信のない人になってしまいます。
まぁ、ある意味、自信のないことに自信を持ってる状態ですけど。(笑)
まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 判断基準とは Yes/No を決める基準
- 判断基準は、時代・社会・親などの影響を100%受ける
- 人間もサーカスの象と同じ
- 判断基準の5つの特徴(以下)
- ① みんな持っている
- ② みんなバラバラ
- ③ 一緒にしても問題
- ④ 不完全
- ⑤ でも無意識に正しいと思っている
以上、判断基準の5つの特徴 についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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