自分の認識のクセを発見する。行動の原動力となる ”無意識エンジン”

こんにちは、みなみです。

人間が行動する原理は、2つしかないと言います。

それは「痛み」と「快楽」です。

人間はなにをするにせよ、痛みをさけて快楽を得ることが行動する基準になっています。

これは人間の脳のメカニズム(仕組み)です。

脳の仕組みがそうなっている以上、この原理を変えることは不可能ですが、なにが痛みで、なにが快楽なのかの「認識」を変えることは可能です。

今回は、自分の認識がどのようにつくられるのか?

行動の原動力となる「無意識エンジン」の話とつなげてまとめてみました。

自分の認識のクセを発見する

「痛み」と「快楽」の認識は人によってさまざまです。

たとえば、筋トレを「痛み」と認識している人は、筋トレをやりたくないはずです。

でも逆に、筋トレを「快楽」と認識している人は、筋トレをやりたいはずです。

筋トレを快楽だと認識している人のイラスト

つまり、究極は、認識をコントロールできれば、人生は思い通りにいくというわけ。

しかし、本当に認識ってコントロールできるんでしょうか?

それができれば苦労しないよ。

なんて思ってる人はいるでしょう。

そうなんです。

たしかに、認識をコントロールできれば最高なんですけど、その認識を深掘りしてる人はとても少ないんです。

どんな自分が、なにを、どのように認識しているのか?

自分の認識のクセをきちんと把握(意識化、自覚化)することはとても重要です。

そうでなければ、認識をコントロールすることはできません。

無意識エンジンとは?

無意識エンジンとは、幼いときの「決断」です。

人間は、0~12歳くらいまでの間にかならず強烈な決断をします。

そのときのシチュエーションは人によってさまざまなので一概には言えません。

ただ、イメージをお伝えするためにあえて言うのであれば、おおむね、以下のような感じです。

ケース1
たとえば、妹や弟がいる人であれば、
” お母さんはいつも妹や弟のことばかりを可愛がる ”
” わたしのことは可愛がってくれない ”
どうせ、わたしは愛されない存在なんだ!(決断)
ケース2
たとえば、いつも親からダメ出しばかりをされていた人であれば、
” わたしはなにをやっても間違える ”
どうせ、わたしはダメな存在なんだ!(決断)
ケース3
たとえば、お母さんが泣いている姿をみた人であれば、
” お母さんかわいそう ”
” 助けてあげたいけど、どうしたらよいのかわからない ”
どうせ、わたしはなにもできない無力な存在なんだ!(決断)
補足
人間はみな、自己否定をエンジンにします。

そのときの決断シーンを具体的にハッキリ覚えている人もいれば、まったく覚えていない人もたくさんいます。

過去のトラウマを思い出して怯えている女性のイラスト

たとえ、大人になった今ではまったく覚えてなかったとしても、純粋無垢だった子どもの脳にとってはとても大きなショック事件です。

なので、そのときの決断をしっかりと脳にインストール(無意識エンジンを装着)します。

システムのようなもの

「痛み」をさけて「快楽」を得るのが、脳のメカニズム(仕組み)であれば、幼いときの決断は、そのメカニズムの上に成り立つシステムのようなものです。

無意識エンジンを装着することで、たとえば、わたしなら「みなみけいいちシステム」という一個人が完成します。

一個人のシステム完成のイメージイラスト

そして、そのシステムは、その後の人生においても決断したときと同じような現象をよくつくり出します。(パターンが共通してるという意味)

つまり、自分の身の回りに起こる現象はすべて無意識エンジンによってつくられている。

言いかえると、自分自身の脳の認識がつくっていることになります。

無意識エンジンによって人間は動いている

無意識エンジンは、その人の「格」になるものなので、その後の人生においてもブレることはありません。

それどころか、その特性をより強固なものにしていきます。

たとえば「わたしは愛されない存在だ」と決断した人であれば。。

「愛される存在になる」ために無意識エンジンを回しながら、がんばる人生になります。

人間は不完全な存在

もし仮に、その人が人生の半ばで「完全に愛される存在」になってしまったら?

システム(一個人)の存在意義はなくなり、エンジンは止まってしまいます。

人間が不完全な存在だと言われるゆえんはここにあります。

つまり、愛される存在になるためにがんばるけど、その夢は実現しない

もしくは、一時的な実現で終わり、またすぐ元に戻ってしまうんです。

愛されない存在と愛される存在をくり返す因果のイラスト

そして、また「がんばって」→「元に戻って」→「がんばって」→「元に戻って」。。

「痛み」→「快楽」→「痛み」→「快楽」をくり返しながら生きているのが人間なんです。

人間(の脳)はこのような構造になっており、無意識エンジンはその動きをつくり出すためにあります。

無意識エンジン発見セッション

人間は「変化したい」と思っても、なかなか変化することができません。

その原因は無意識エンジンです。

幼いときの決断が「わたしは〇〇な存在だ」というアイデンティティ(自分)をつくり、エネルギー → イメージ → 感情 → 考えを生み、それが「行動」という表面上のカタチに現れて、普段の人間関係を構築しています。

無意識を視覚化した図

出典:NR JAPAN(株)ホームページ

補足
無意識エンジンのことを nTech(認識技術)では、観点・判断基準とも呼びます。

変化するためには、行動の一番の根っこ「無意識エンジン」を発見することが大切で、それを手助けするのが「無意識エンジン発見セッション」です。

日常でくり返している、考え、感情、言葉、行動、関係構築のパターンを自覚化することで、本当の変化のきっかけをつかめます。

あたらしい決断エンジン

無意識エンジンは、言いかえれば、幼いときの「強烈な思い込み」です。

思い込みの無意識エンジンを超えて、あたらしい決断エンジンを装着すれば、みずからの意志で人生を設計し、再創造できるようになります。

そのためのプロセスとして、まずはセッションで自分自身の無意識エンジンを意識化してみることをオススメします。

お申込み

セッションをご希望の方は、こちらのページ からお申込みください。

補足
無意識エンジン発見セッションでは、痛みをさけることを「ブレーキ」、快楽を得ることを「アクセル」と表現し、あなたがいつもやっているパターンをエンジンとつなげて整理します。

無意識エンジン発見セッションはゴールではない

無意識エンジンを認識し、自覚化することはとても重要です。

自覚化するということは、一段階、自分を外側から観察していることになりますから、その分、認識の次元が上昇していることになります。

それだけでもすごいことです。

ただ、nTech(認識技術)がお伝えしようとしている変化は、その次元の変化にはとどまりせん。

それだけではまだまだ不十分だと言えます。

自分を外側から観察し、明確に自覚化できたとしても、それを観察しているあなたは一体だれなのか? という疑問が残るからです。

無意識エンジンは、本当のあなたではありません。

では、本当のあなたは誰でしょう?

自分は何者なのか?
人間とはなにか?

この問いをクリアしなければ、本当の変化はつくれないです。

どんな自分が、なにを、どのように認識しているのか?

どんな自分が。。」が一番重要。

無意識エンジン発見セッションは、ゴールではありません。

プロセスの第一歩にすぎないということをお伝えしておきたかったです。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • 人間の行動原理は「痛み」をさけて「快楽」を得る。
  • 無意識エンジンとは、幼いときの「決断」。
  • 人間はみな、自己否定をエンジンにする。
  • 自分の身の回りに起こる現象はすべて自分がつくっている。
  • 無意識エンジン発見セッションはゴールではない。

以上、自分の認識のクセを発見する。行動の原動力となる ”無意識エンジン” についてでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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