お酒や甘いものがやめられない。依存症は克服できるのか?【結論:できる】

お酒や甘いものがやめられない。依存症は克服できるのか?【結論:できる】

こんにちは、みなみです。

お酒や甘いものが好きな人は多いです。

現代はストレス社会ですから、適量を楽しむ分にはもちろんいいんですけど、なかにはどんどん深みにハマッて依存症になってしまう人もいます。

その結果、身体に害がおよんだり、人間関係がこわれてしまったりするようであれば問題です。

今回は、お酒や甘いものに限らず、依存症全般について、なぜ人間は依存してしまうのか?

克服するポイントをまとめてみました。

人間はなぜ依存してしまうのか?

お酒や甘いものに限らず、カフェイン、タバコ、薬物など、依存症をひきおこすものは他にもたくさんあります。

なぜ人間はこのようなものに依存してしまうのでしょうか?

脳は ”部分” が大好物

結論から言うと、脳の認識のクセにぴったりハマるからです。

脳の認識のクセ
  • 部分だけをとる(全体はとれない)
  • 違いだけをとる(共通はとれない)
  • 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
  • 有限化してとる(無限はとれない)

脳は「部分」が大好物です。

お酒や甘いものなど、依存性の強いものはみな刺激的なので、ストレスプレッシャーだらけの現実とはまったく違う、一時的な(部分的な)快楽を手っ取り早く手に入れることができます。

そして、その快楽を一度でも味わってしまえば、過去とつなげるのが大好きな脳は、その経験を忘れられなくなります。

つまり、現実が辛ければ辛いほど、味わえば味わうほど忘れられなくなり、依存症の自分を存在化(有限化)させてしまうんです。

お酒を我慢する人

このように、依存性の強いものは、脳の大好物とする条件を簡単に満たすことができてしまいます。

克服するポイント

依存症を克服するポイントは、間違いなく脳の認識のクセです。

現実逃避しなくてもいい環境

脳は「部分」や「違い」が大好きですから、依存症を克服するための一番の理想は、ストレスのない環境をつくることです。

現実とのギャップをなくし、そこから逃避しなくてもいいくらいの快楽を普段から味わえているのが理想です。

快楽の認識を変えればいいってことですね。

実際に、普段からストレスが少なくて、なにか生産的なことに夢中になっているような人は、依存症になりづらいと思うんです。

お酒や甘いものよりも、もっと楽しい状態をつくってしまえばいいです。

というか、基本的には、それしかないと思うんです。

克服する仕組みと人間関係

そのような環境をつくるには、克服するための仕組みと人間関係が大事になります。

個人のがんばりだけでは変えられませんからね。

お酒や甘いものが手に入りづらい仕組みを考えて、まわりの人にも協力してもらう必要があります。

もし、協力してもらえないようであれば、その人間関係は変えた方がいいでしょう。

すべての人間は依存症

現実逃避しなくてもいい環境が大事だと言っても。。

そんなことくらいわかってるよ。
それができないから悩んでるんだ。

という人はいると思います。

たしかにその通りです。

なぜならば、厳密に言うと、そのような環境をつくることはできないからです。

人間(の脳)は、なにかに依存しなければ生きていけない生きものです。

その意味では、すべての人間は依存症だと言えますし、脳を基準に認識している以上、依存症を克服することは100%できないということになります。

もっとも強烈な依存は?

ちょっと深い話になりますけど、すべての人間が例外なく、もっとも強烈に依存しているものがあります。

それは「存在」です。

人間はなにごとも有限化(存在化)しなければ認識できない。存在中毒なんです。

すべての存在は「ない」ところから「ある」ようにできているのに、脳の認識は「ある」としか認識できない。

これは、あきらかに脳の認識の限界です。

脳の認識を超えるしかない

依存症を克服するためには、一度、時間の余裕をつくり、脳の認識についてじっくりと本質から学んだ方がいいです。

今までと同じ認識をしていたら100%ムリですから。

「部分」の認識だけではなく「全体」を認識できるようになることです。

それが、自分を統制するということ。

克服するための仕組みや人間関係は、その新しい認識の土台の上に構築しなければむずかしいです。

脳の認識のクセについては、認識の3要素として、こちらの記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

【nTechの理解】認識の3要素(主体・客体・背景)とは? 【nTechの理解】認識の3要素(主体・客体・背景)とは?

※人間の認識は、3要素によってコロコロ変わるというお話です。

そして、この現実と自分がどう関係しているのか、認識=存在(認識と存在はわけられない)については、こちらの記事にまとめています。

【nTechの理解】認識=存在(認識と存在はわけられない) 【nTechの理解】認識=存在(認識と存在はわけられない)

※ストレスだらけの現実は、自分がつくっているというお話です。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • 依存症の原因は、脳の認識のクセ(部分・違い・過去・有限化)
  • すべての人間は ”存在中毒”
  • 部分認識から全体認識への変化が必要
  • 認識を変えなければ克服は100%ムリ
  • nTech(認識技術)を学ぶ

以上、依存症を克服するためのポイントでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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