こんにちは、みなみです。
今回は、nTech(認識技術)の理解を深める内容です。
認識の3要素(主体・客体・背景)について、まとめてみました。
※この記事は、nTechに興味のある方を対象に書いています。
認識の3要素
この現実は、人間の認識とは切っても切りはなせない関係にあります。
以下、現実を構成する認識の3要素をあらわしたツイートです。
このツイートにある通り、認識の3要素は「主体」「客体」「背景」です。
この3つのいずれかの条件が変われば、現実も変わってしまうということ。
では、認識の「背景」から順番にみていきましょう。
認識の背景とは?
まず、人間は5感覚と脳を使って認識しています。
5感のうちの80%は視覚だと言われてるので、視覚を例にして話を進めます。
たとえば「自分」が目の前にある「リンゴ」を「みている」とします。
認識の主体は「自分」、
認識の客体は「リンゴ」、
認識の背景は「光(可視光線)」です。
光がまったくない暗闇の世界では、人間の目はリンゴを認識することはできません。
つまり、光が「ある/ない」という条件によって、目にみえる現実が変わるということ。
われわれは多様な存在をみてると思ってますが、じつは光の反射しかみてないんです。
しかも、人間の5感覚が認識できる範囲はごくわずかです。
視覚で言えば「可視光線」しか認識できず「紫外線」や「赤外線」などを認識することはできません。

他の4感覚も同様に、認識できる領域は非常に狭い範囲に限られています。
認識の客体とは?
認識の背景が光であれば、認識の客体は「リンゴ」です。
人間の目は、光の反射しかみてないとは言え、リンゴは確かにみえるはず。。

でも、そのリンゴって、本当にあるんでしょうか?
つまり、実在してるんでしょうか?
”実在する” とは、”絶対に変わらずある” ということです。
絶対に変わらず永遠にあり続けるリンゴなんてありません。(笑)
だから、リンゴは実在してないことになります。
もちろん、これはリンゴに限った話ではありません。
あなたも、わたしも「この体」はいつかなくなるので、それと同じ。

すべての存在は、ずっと「ある」わけではなく「ない」ところから「ある」ようになっている。
宇宙ですら、138億年以上前にはなかったので、無から有が生まれることは、すべての存在に共通する仕組みです。
nTech(認識技術)は、源泉的なひとつの動き(素材)から、錯覚の仕組み(無から有が生まれる仕組み)によって存在が生まれることを証明できる技術です。
われわれは壮大なパラパラ漫画のなかにいるようなもの。

動きが集まって集まって、その濃度の違いによって、光になったり、リンゴになったり、人間になったり、さまざまな姿に変わるだけ。。もとの素材は同じなんです。
つまり、認識の客体の条件とは、源泉的な動きの濃度です。
動きについてはコチラの記事もご覧ください。

認識の主体とは?
認識の主体となる「自分」は、5感覚と脳をいつも使っています。
以下、脳の認識のクセ(認識の主体の条件)です。
- 部分だけをとる(全体はとれない)
- 違いだけをとる(共通はとれない)
- 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
- 有限化してとる(無限はとれない)
次の絵を使って、それぞれのクセについて、補足します。
まず、この絵はなににみえるでしょう?

いろいろ連想するかもですけど、ここではプリンだと思ってください。(笑)
さらに、このプリンの上と下では、どっちが大きくみえるでしょう?
実際の大きさは同じです。
でも、どちらかというと上のほうが大きくみえますよね?(特に上辺のカラメルの部分)
ここで言いたいことは「上が大きくみえる」現象を単なる錯視で済ませてはいけないということ。
このプリンはあなたと関係してるでしょうか?
そう。関係してるんです。←超重要
プリンはあなたと無関係に勝手に大きくなってるわけではありません。
上のプリンを大きくみてるのは、まぎれもなく、認識の主体となる ”あなた” だからです。
- 認識の主体と客体は関係している
- 自分と自分のみてる世界は関係している
あなたはこの現実に大きく関わってるということなんです。
上のプリンが大きくみえる理由は、脳の認識のクセです。

脳は、プリンをパッとみた瞬間に、上の絵の赤枠で囲った部分だけをとり、下辺と上辺の長さの違いだけをとって、比較して、上が大きいと解析処理します。
そして、過去の記憶とつなげて「これはプリンだ」と認識します。
過去に一度もプリンをみたことがなければ、プリンとは思わないはずですからね。
さらに、プリンとプリン以外の境界線をつくり、プリンが「ある」と有限化(存在化)してとるのが、脳の認識のクセです。
人間は、脳の認識のクセによって、条件づけられた認識しかできません。
脳の認識の限界
脳は自分自身も有限化(存在化)するので、人間はみな、物心がついたころには「自分=この体」という絶大なる思い込みをしています。
生まれたばかりの赤ちゃんには、そんな思い込みはないでしょう。
人間は、脳の発達とともに「自分=この体」というイメージから抜け出せなくなります。

”この体” は本当の自分なのか? という疑問すら湧かなくなってしまうんですね。
これこそが、nTech(認識技術)で言う、脳の観点にハマりこんでる状態です。
われわれ人間は、もうそろそろ脳の認識の限界に気づくべきです。
脳の認識のクセ(4つ)について、それぞれの特徴はコチラにまとめています。




まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 認識の3要素は「主体・客体・背景」
- 3要素の条件によって現実は変わる。
- 認識の背景の条件は「ある/ない」
- 認識の客体の条件は「動きの濃度」
- 認識の主体の条件は「脳の認識のクセ」
- 現実(リンゴ)は実在していない。
- 無→有は、”存在” 共通の仕組み。
- 自分と現実(プリン)は関係している。
- 人間は脳の観点にハマりこんでいる。
以上、認識の3要素(主体・客体・背景)についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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