こんにちは、みなみです。
先日、Twitterの画面をみていてふと思いました。
というのも。。
Twitterでは、たまに知らない人から営業のDMが届いたりしますよね?
もしくは、SNS以外でも、テレアポとかネットワークの勧誘とかって、キホンみんなキライだと思うんです。
そもそも興味のない話を聞くのって苦痛だし、それどころか興味があったとしても、営業されてること自体がイヤだったりもします。
もちろん、一概に「営業=悪」ではないし、それが貴重な出会いになる可能性もあります。
営業されるのがイヤになる背景にはなにがあるのか?
深掘りするとおもしろそうだと思い、今回の題材にしてみました。
なぜ営業されるのがイヤなのか?
営業されるのがキライになる要因は、2つあると思ってます。
- 営業の質の問題
- 現代人の心の器の問題
営業の質の問題
ひとつ目は、営業の質の問題です。
TwitterのDM営業に限らず、どんな営業であれ、こちらのニーズを無視して売りたいオーラ丸出しでこられるとだれだってイヤですよね?
なんて、思わせるような営業はホントに多いですから。(笑)
このパターンは「イヤ」になる典型だと思います。
逆にこちらのニーズをしっかりと把握し、的確なアドバイスをくれる営業には好感をもつと思うんです。
ようは、こちらの気持ちを察してくれているのか/いないのか、この違いでしょう。
売りたいオーラ丸出しの営業にばかりふれていると、過去の記憶がどんどん蓄積し、条件反射的に「またか!?」という気持ちになってしまいます。
現代人の心の器の問題
ふたつ目は、現代人の心の器の問題です。
現代人は基本的にみんな疲れてるので、気持ちに余裕がないんですよね。
心の器が小さくなってるんですよ。
ゆえに相対比較や審判・判断が忙しくなり、営業マンに対して厳しい見方をするようになります。
実際、心の器が大きくて気持ちに余裕があるのなら、あんまり気にならないと思うんですよ。
少なくとも相手への「怒り」や「嫌悪感」は出ないでしょうし、ダマされるようなこともないでしょう。
無視したければすればいいし、時間に余裕があるのなら話を聞いてみてもいいし。。
もしくは、営業する側の立場になって「もっとこうすればいいのに」という愛ある視点をもってとらえることもできるはず。
条件反射的に「営業=キライ」と判断してしまう人は、心の器が小さく気持ちに余裕がない証拠だと思います。
心の器が小さくなる背景
では、現代人の心の器はなぜ小さくなってしまうんでしょう?
その要因は大きく2つ。
- 情報が多すぎる
- お金への執着
現代人の1日の情報量は、江戸時代の人の1年分の情報量と同じだと言います。
今はインターネットやスマホが発達し、いつでもどこでも簡単に情報を受け取れるので、それくらいの差があってもぜんぜんおかしくないです。
つまり、単純に考えると江戸時代の人と比べて、”知ってること” が365倍多いわけですから、当然、心の余裕はなくなりますよね。
相対比較はひどくなり、審判・判断が忙しく、いったいなにが正しいのかもわからないという人ばかりになっています。
現代は資本主義社会なので、基本的にみな、お金への執着がハンパないです。
お金を稼ぐために仕方なく、好きでもない仕事をしてがんばっている。
もしくは、事業を起こしたり、毎日必死になってTwitterで発信したり。。(笑)
ぶっちゃけ、そういう人ってものすごく多いと思うんです。
資本主義の論理で動く限り、どうしても意識はお金に引っ張られ、お金をもっていようが/いまいが心はどんどん忙しくなっていくのは当然です。
観点の外を取り入れる
「営業の質」の問題と「現代人の心の器」の問題。
この2つの問題によって「営業=キライ」という人は増えています。
ぶっちゃけ、最初から営業マンを疑いの目でみてしまいますよね?(笑)
変化はどこからやってくる?
ただ、そうは言っても一方的に営業マンを排除してしまうのもよくないです。
なぜなら、人の変化はつねに自分の興味の範囲外からやってくるものだから。。
つまり、他人との出会いを通して人は大きく変化するということ。
本質的にみれば一個人で選択した変化なんて所詮、自分の興味の範囲内のものなので、たかが知れてるんですよね。
だから、営業とか、勧誘とか、他人からのお誘いってじつはバカにできないんです。
ここがむずかしいところなんですよ。。(苦笑)
自分をもちすぎてもダメ、他人に合わせすぎてもダメ。
かりに自分の興味の範囲内にずっと留まっていたとしたら、それこそ心の器はどんどん小さくなっていくでしょう。
変化できない根本原因
真の変化は、脳の観点の外からやってくるものです。
なので本来は、たとえ相手が営業だったとしても、出会いの「間」だけは確保しておいたほうがいいんです。
しかし、現代人は、相手に「つけ入る間」すら与えないほど心に余裕がなくなっている。
勧誘するな!
お前の話なんて聞きたくない!
現代人の心の叫びです。(笑)
資本主義の海のなかで、情報の大洪水を浴び、営業する側も/される側も、本来の人間とはほど遠い姿になっています。
では、人間がこのような姿になってしまう根本原因はなんでしょう?
それは「脳の認識のクセ」です。
- 部分だけをとる(全体はとれない)
- 違いだけをとる(共通はとれない)
- 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
- 有限化してとる(無限はとれない)
脳は、部分だけ、違いだけを認識し、つねに相対比較しています。
人間関係で言えば、自分と他人の「違い」を認識することで、たとえば、自分はアイツよりも優れている(もしくは、劣っている)といった具合に有限化するんです。
「有限化=決めつけ」って言ってもいいですね。
そして、その ”決めつけ” をくり返すことで、過去の記憶はどんどん蓄積されていきます。
結果的に「営業=キライ」という条件反射的な ”決めつけ” が強固になっていく。
おまけに、この ”決めつけ” は絶対に正しいと無意識に思い込んでしまうのが人間(の脳)なんです。
相対比較や審判・判断が忙しい現代人には、こういった脳のカラクリが作用していたってことです。
脳の認識のクセを理解することが、人間を理解する第一歩です。
まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 営業がキライになる要因は2つ(営業の質・現代人の心の器)
- 現代人はみな、心の器が小さい
- 心の器が小さくなる要因は2つ(情報が多すぎる・お金への執着)
- 変化はつねに脳の観点の外からやってくる
- 根本原因は、脳の認識のクセ
以上、営業の質と、現代人の心の器の問題についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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