こんにちは、みなみです。
nTech(認識技術)には、無意識エンジン発見セッションという個人セッションがあります。
すでにこのセッションを受けたことある人のなかで「自分もセッションできるようになりたい」と思ってる人はどれくらいいるのか?
もちろん、知りませんけど(笑)
無意識エンジンをしっかり腑に落とすためには、いち早く「セッションする側」の人になってしまうほうがいいとわたしは思っています。
なので、今回はおもにセッションする側の観点から「良いセッション」の3つの条件をまとめてみました。
無意識エンジンについて知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。

良いセッションの3つの条件
良いセッションには3つの条件があります。
- 全体を認識する(規定する力)
- 良質なアウトプット(聴く力)
- ストーリー(聴く力)
① 全体を認識する(規定する力)
1つ目は「全体を認識する」ことです。
これは「規定する力」と言ってもいいです。
どれだけ外側から全体を認識できたのかによって規定の質は変わります。

部分的な認識だと中心ポイントがズレるため、規定もズレてしまいます。
なにごとも認識以上の結果は生まれないってことですね。(笑)
話を聴くことが中心になるセッションでも、最後には「無意識エンジン」を規定します。
セッションの目的は「エンジン」をみつけることですから。。
全体を認識すること(規定する力)はまさに無意識エンジンを発見する第一条件です。
② 良質なアウトプット(聴く力)
2つ目は「良質なアウトプット」です。
まずはなんでも自由にアウトプットしてOK!という環境づくりは大切です。

セッションされる側が「もっとアウトプットしたい」って気持ちになれば、7割方は終わったようなものかもしれません。(笑)
あとは、セッションする側がより深い判断基準へ導いてあげるだけ。
納得のいくセッションには良質なアウトプット(量と質)は必要不可欠です。
それに、たくさんアウトプットすることによる「癒し効果」もあります。
ふだん、自分の話を100%聴いてくれる人ってなかなかいないですからね。(笑)
それだけでもじゅうぶん価値があります。
③ ストーリー(聴く力)
3つ目は「ストーリー」です。
セッションする側とされる側が同じストーリーを共有すること。
わたしはここに大きな価値があると思っています。
ストーリーの良し悪しは、両者の「今ここ」への集中度合いによって変わります。

とりわけ重要なのは「事前準備」です。
相手への配慮や気遣いはもちろん、セッション中の仕草や目線にいたるまで。。
事前準備がすべてに影響するとわたしは思っています。
たとえば、ちょっとした雑談を交えつつ課題を共有して本題へ。。
お互いのあらゆる観点を駆使し、ときに悩みながらも共に結論を導き出す過程はまさにストーリーです。
ストーリーは感情を動かします。
そして、感情が動かなければ「納得感」は生まれないです。

すべては最終的な納得感のために!
ストーリーはめちゃめちゃ重要ですよ。
もうひとつ重要なことは、相手への興味が100%の状態になることです。
いわば「好きで好きでたまらない状態」になるってことですね。(笑)
もちろん、それによって「規定する力」が鈍ってしまったら台無しなので、つねに「ドライさ」は保った上での話です。
つまり、こんな感じ。。
ウエット | 相手への興味が100%の状態(大好きな状態) |
ドライ | エンジンの発見にしか興味がない状態(相手は関係なし) |
ウエットだけだと冷静さに欠け、ドライだけだと感情は動きません。(笑)
ウエットとドライが重なってる感覚が良いストーリーを誘発させます。
聴く力(イメージを一致させる力)
2つ目(良質なアウトプット)と、3つ目(ストーリー)の条件に共通してるのは「聴く力」です。
これは「イメージを一致させる力」と言ったほうがいいかもしれません。
セッションする側として、どれだけ相手のイメージと一致できたのか? 一致させようとしたのか?
この能力はものすごく重要です。なぜなら。。
そうすることで自然と質問が出てくるからです。
イメージを一致させる力があれば、一致していない部分を一致させたくなりますからね。(笑)
自然に「あれも」「これも」と確認したくなります。
結果的に流れるようなストーリーがつくりやすくなります。
ダメなセッションの例
今までの話を強調するために、あえてダメなセッションの例を3つあげます。
- 言葉へのこだわりがない(not 規定する力)
- 機械的な質問ばかり(not 聴く力)
- ほかに目的がある(not 聴く力)
① 言葉へのこだわりがない(not 規定する力)
1つ目は、言葉へのこだわりがないことです。
これは「規定する力」にそのまま関係している話です。
たとえば、相手が「さみしかった」と言ったのに「孤独だった」と勝手に言葉を置きかえて解釈してしまうとか。。
自分のなかでは「さみしい=孤独」でも、相手にとっては「むなしい」とか「切ない」とか、べつの言葉のほうが近い表現かもしれません。
言葉へのこだわりがないと、わずかなニュアンスの違いに気づかず、結果的に納得感の薄いセッションになってしまいます。
まさに全体を認識できていない典型です。
② 機械的な質問ばかり(not 聴く力)
2つ目は、機械的な質問ばかりのケースです。
たとえば、ただ質問シートに沿ってヒアリングしてるだけみたいな。。

相手のイメージを受けとるのではなく質問することに集中してしまうと、もはやセッションではなく「アンケート」になってしまいます。(笑)
これだと良質なアウトプットはむずかしく、なによりお互いつまらないはずです。
だったら、ホントの機械を相手にしたほうがマシですよね?(笑)
「質問」への意識はゼロでOK!
イメージを一致させることだけに集中したほうがいいです。
③ ほかに目的がある(not 聴く力)
3つ目は、ほかに目的があるケースです。
これは意外にセッション慣れしてる人に出やすいとみてるのですが。。
たとえば、セッション後のつぎの目的に意識がいき、質問攻めにしてしまったり早く終わらせようとしたり。。

これだと良いストーリーはむずかしく、むしろ悪いストーリーになるかもしれませんよね?(笑)
先の目的なんて関係ないです。実在するのは「今ここ」だけ!
セッション中は、今ここの目的に100%コミットするべきです。
まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 良いセッションの3つの条件(全体認識、良質なアウトプット、ストーリー)。
- 全体を認識する力=規定する力。
- ストーリーの良し悪しは「今ここ」への集中度合いで決まる。
- 重要なのは「事前準備」。
- ストーリーは感情を動かし、感情は「納得感」を生む。
- ウエットとドライが重なってる感覚が良いストーリーを誘発させる。
- 聴く力=イメージを一致させる力。
- ダメなセッション例(言葉にこだわらない、機械的な質問、ほかに目的がある)。
以上、良いセッションの3つの条件とダメな事例についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。



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