共感を求める女と結論がほしい男【夫婦の歯車リスト更新】

共感を求める女と結論がほしい男【夫婦の歯車リスト更新】

こんにちは、みなみです。

先日、妻との会話でイライラしたことがあったので、そのことについて書いておこうと思います。

「共感を求める女と、結論がほしい男」というよくある話です。(笑)

また、この問題の解決策についても深掘りしてみました。

共感を求める女と結論がほしい男

先日、妻が「ちょっと言いづらいんだけど・・・」と前置きをしてこんな話をはじめました。

コンバットとうまい棒の話

ざっと要約するとこんな感じ。。

  1. 昔、寮生活をしてたとき、ゴキブリが怖くて部屋にコンバット(ゴキブリ駆除剤)を置きまくっていた。
  2. それを友だちに言ったら、ゴンバットを食べに余計ゴキブリが集まってきちゃうよって言われて怖くなった。
  3. コンバットの匂いは、うまい棒(スナック菓子)の匂いと同じ。(似ている)
  4. 最近、ケイイチさん(わたし)がよく食べてるうまい棒の食べ跡のゴミの匂いが気になる。

ここで妻の話は終了。

で、わたしが真っ先に思ったのは「だからなに?」でした。

そして、ちょっとイライラしました。(汗)

なににイライラしたのか?

なににイライラしたのかというと、結局なにが言いたいのか!? わからないところです。

うまい棒を食べないでほしいと言いたいのか?

フタつきのゴミ箱に変えてほしいと言いたいのか?

対策を一緒に考えてほしいと言いたいのか?

話の結論(主張)はなんなの?

それがわからずにイライラしました。

消化不良

わたしは、てっきり妻がなにかを主張したいんだと思ってました。

だって「ちょっと言いづらいんだけど・・・」って前置きがあったんですよ。

そういうモードで身構えるじゃないですか。

なにが言いたいんだろう?

しかし、いっこうに話の結論はやってこず「うまい棒の匂いが気になる」という感想を述べて、そのまま話はフェードアウトしていきました。

完全に消化不良です。(苦笑)

事実ゼロ、思い込み100%の話

そのイライラから派生して、さらにイライラのポイントがありました。

ポイントは、以下2つ。

  1. コンバットとうまい棒の匂いは本当に同じなのか?
  2. もしそうだったとしても本当に余計ゴキブリは集まってくるのか?

です。

100人中100人が同じ匂いと言うのであれば「事実」ですけど、そんなことはないような気がしています。(ちなみに、わたしはコンバットの匂いを嗅いだことはありません)

仮に同じ匂いだったとしても、家の外にいるゴキブリを集めるほど強力な匂いなのか?

そして、実際に集まってきたのか?

ただ「思い込み」で怖がってるだけなんじゃないの?

それって、陰謀論や都市伝説を鵜吞みにし、根拠なく信じてる人みたいでバカバカしいと思いました。

もちろん、これがたんなる雑談だったらいいんですよ。

でも、そのときのわたしは雑談モードで話を聞いてませんでした。

妻は共感してほしいだけだった

一方、そのとき、妻はどう思っていたのかというと、ただ「そうなんだー」って聞いてもらいたかっただけだそうです。(苦笑)

たんなる雑談として共感してほしかったってことですね。

もちろん、その延長でこの問題をなんとかしたいって思いもあるでしょうけど、まずは共感を求めていたということです。

それだったら「ただ話を聞いてほしいんだけど・・・」っていう前置きにしてほしかった。(苦笑)

であれば、そのモードで話を聞けるので。。(男はシンプルです)

ま、いずれにせよ、話の結末はさておき「共感を求める女と、結論がほしい男」はよくある話ですよね。

男と女の性質の違い

男性的な性質と、女性的な性質は真逆です。

これはどっちが正しいということではなくケースバイケースでしょうね。

無意味の意味、無価値の価値

たとえば、ビジネスシーンのように問題解決が求められる場面では、結論ははじめに言ったほうがいいです。

圧倒的にわかりやすいですからね。

ただ、世の中そんなコミュニケーションばかりになってしまったら、逆に問題です。

わかりやすくなる分、自由度がなくなるというか、遊びがなくなるというか。。

つまらない世の中になってしまうと思います。

わたし的には、共感ベースの結論のないコミュニケーションは、自由な発想が求められるクリエイティブな場面で必要になると思ってます。

結論を求めないカオスな交流、無意味、無価値のコミュニケーションこそ、じつは次元の異なる意味価値を生む可能性を秘めています。

日本語の構造の問題

これは妻に限らず、わたしも含め日本人全般に言えることですが。。

そもそも日本語の構造上、結論が最後になりやすいってことも大きいです。

それどころか、言いまわしによっては、結論を言わずにあいまいな表現で伝わることもあります。(もしかして、妻はこのやり方で伝えようとした!?)

英語なんかでは、ハッキリと結論は最初のほうにきますよね。

良くも悪くも、日本語はめちゃめちゃ柔軟性があります。

音楽でも同じ

あと、あんまり詳しくはないんですが、音楽でも同じみたいです。

音符のイラスト

日本の音楽(Jポップなど)は「Aメロ → Bメロ → サビ」って構成が多いけど、洋楽は「サビ」が最初にくるものが多い。

言語の構造がそのまま音楽にもあらわれてますよね。

言語は、その国の文化に直結してますから、こういった背景を理解しておくことも大事ですね。

今までは男性社会だった

男性的な性質と女性的な性質は真逆なので、それぞれの性別に固定されてしまうと永遠にわかりあえることはできません。

本質的には、どっちかがガマンして統制を保つしかなく、それが今までの歴史です。

今までの人類史は男性社会です。

現に人間の歴史は戦いの歴史とも言え、今でも戦争はなくなっていません。

戦いは男性的な性質の象徴ですよね。

違いを明確にし、ターゲット(敵)を定めることで、わかりやすく効率的になりますし、団結もしやすくなります。

だから、男性的なコミュニケーションには、ターゲット(結論)が必要なんです。

ただ、そのコミュニケーションだけじゃ限界であることもたしかです。

まぁ、両方できるのが理想ですよね。

真の女性性が必要な時代

わたしと妻が学んでいる令和哲学(nTech)では、人間はまだ真の「女性性」に出会っていないと言います。

それがたとえ女性であってもです。

じつは、女性も男性も「男性性」しか活用していなかったのが、今までの時代です。

女性性と男性性の図

真の「女性性」を活用してこそ、性別に固定されることなく、男女両方の性質を楽しめる。

すなわち、本当の「共感」が可能になります。

脳の認識のクセ

男性性の特徴は、ズバリ「脳」です。

脳には認識のクセ(特徴)があり、これがまさに男性性だってことですね。

脳の認識のクセ
  • 部分だけをとる(全体はとれない)
  • 違いだけをとる(共通はとれない)
  • 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
  • 有限化してとる(無限はとれない)

女性も男性も「脳の観点」に依存していることが問題の根本です。

この問題を解決しなければ、本質的に「共感」なんてできないんです。

夫婦のコミュニケーションの変革もムリですね。(断言)

男女の性質(男性性)を超え、真の女性性(共通土台)に立ち戻ることが、夫婦のコミュニケーションには必要です。

その上で、お互いの観点を共有し、認識し合うことで自然と歩み寄る姿勢が生まれます。

真の女性性については、21世紀の悟り人 令和哲学者 NohJesu(ノジェス)氏の令和哲学チャンネルでもみれますので、お時間あるかたはご覧ください。

夫婦の歯車リスト

わたしたち夫婦は「歯車リスト」というものを活用しており、今回のようにイヤな感情が出るたびに更新しています。

パターン分析につなげる

歯車リストとは、お互いの思考パターンを「事実」と「思い込み」にわけて、見える化するリストです。

地雷原リストって言ってもいいですかね。(笑)

お互いの地雷原となりうる現象をリストアップし、蓄積することで、より精度の高い ”パターン分析” につなげようとしています。

歯車リストの項目は、以下3つ。

  1. 事実(どんな状況で)
  2. 思い込み(どんな考え、感情が出るか)主観
  3. 思い込み(相手はどう思っていたのか)客観

実際にやってみると、せいぜい2~3個くらいのパターンに集約されるので、お互いの思考パターンを理解しておくだけでもだいぶみえる世界は変わりますよ。

ちなみに、夫婦の歯車リストについては、こちらの記事にまとめています。

夫婦のコミュニケーションを把握する。歯車の見える化【プレゼント付き】 夫婦のコミュニケーションを把握する。歯車の見える化【プレゼント付き】

また、夫婦関連の記事は「夫婦カテゴリ」にまとめていますので、よければご覧ください。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • 男性的な性質と、女性的な性質は真逆。
  • 結論のない無意味・無価値なコミュニケーションこそ、異次元の意味価値を生む可能性を秘めている。
  • 日本語の構造上、結論があいまいになりやすい。
  • 今までは女性も男性も「男性性」しか活用していなかった。
  • 男性性の特徴は「脳」の特徴でもある。
  • 真の女性性(共通土台)に立ち戻ることが、夫婦のコミュニケーションには必須。

以上、共感を求める女と、結論がほしい男についてでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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