老害コミュニケーションと脳の認識のクセ【重罪です】

こんにちは、みなみです。

世の中には「老害」と呼ばれる、中年以上の人たちがけっこういます。

老害とは、自分の存在を誇示し、若手の活躍をさまたげる害悪のことです。

これって、かなり大きな「害」だと思いませんか?

だって、若手の成長を阻害してるわけですから、日本の未来に直結する大きな社会問題だと思うんです。

ちなみに、わたしも年齢的には中年なので、気をつけるようにしています。(笑)

今回は、老害コミュニケーションについて、脳の認識のクセとつなげて、まとめてみました。

老害コミュニケーション4つ

老害と呼ばれる人のコミュニケーションは、おもに4つあると思います。

  1. 同じ話
  2. 説教
  3. 昔話
  4. 自慢話

① 同じ話

歳をとると、よく「同じ話」をくり返します。

たとえば、わたしは、もうすぐ85歳になる父が近くに住んでるんですが。。

会うたびに同じ話を聞かされます。(苦笑)

まぁ年寄りですからね。(笑)

それは仕方ないと思うし、とくに害を感じてるわけじゃありません。

でも、これがもし職場のとなりの席のおじさん(おばさん)だったとしたら?

困ってる男性のイラスト

おそらく耐えられないと思うんです。(汗)

もし、そうなった場合、わたしなら真っ先に逃げるでしょう。(笑)

② 説教

「説教」とまではいかなくても「教えたがる」人って多いですよね?

わたしも油断するとなるので気をつけています。(笑)

逆に、こっちが望んでもないのに教えてくる人(ほぼ男)はやっぱり苦手です。

べつに教えてくれなんて言ってねえよ!

と、心の中でツッコミを入れてるときもあります。(笑)

なので、どちらかというと、歳をとってる/とってない関係なく、男性に多いんでしょうね。

お殿様のイラスト

ようは、ポジションを取りたいんですよ。

上と下をハッキリわけ、下に教えることを通して存在感を得たいんです。

③ 昔話

「昔話」が一概に悪いとは思いませんけど。。

今ここ」とつながってない昔話は、害になることがあります。

たとえば「昔はよかった」なんて話ばかりされたらイヤですよね?

バブル時代のイラスト

ましてや、そこに説教や自慢話が絡んできたら、もう最悪です。(笑)

しかも、そういう話は長いので、聞いてるほうはたまったもんじゃありません。

まぁ、それだけ昔のことは話しやすいってことです。

④ 自慢話

自己肯定感を高める意味では、自分をほめることは良いことだと思います。

でも、それを人に話したところで。。

ふーん、それで?

となってしまいますよね。(笑)

やれやれと言ってる男性のイラスト

自慢話は、相手にとってなんの価値もない話なので、そうなるのは当然です。

逆に、自慢話を気持ちよく聞いてくれる人は、なにか目的があるかガマンしてるか、どっちかでしょう。(笑)

脳の認識のクセ4つ

4つの老害コミュニケーションは、脳の認識のクセ(4つ)にぴったりハマります。

歳をとると頭が固くなるなんてよく言われますけど、具体的にはこの4つのクセが強固になっています。

  1. 部分だけをとる(同じ話)
  2. 違いだけをとる(説教)
  3. 過去とつなげてとる(昔話)
  4. 有限化してとる(自慢話)

① 部分だけをとる(同じ話)

脳は「部分」だけをとり「全体」はとれません。

そもそも人間は、自分の目の届く範囲しか認識できません。

自分の目の届く範囲。視野のイラスト

コレ、当たり前ですよね?

だから、自分の興味関心の範囲内の話だけになるのも当然で、それがどんどん強固になると「同じ話」ばかりになってしまいます。

興味の範囲、観点の範囲がどんどん狭くなるってことです。

② 違いだけをとる(説教)

脳は「違い」だけをとり「共通」はとれません。

だから、上と下のポジションをハッキリわけ、自分と自分以外の違いをいち早くみつけます。

上から目線の男性のイラスト

年上ポジションは、歳をとるだけでかんたんにとれますからね。(笑)

人間は「存在」への執着がハンパないので、自分の存在感を得るために「説教」するんです。

違いだけをとる認識のクセについては、こちらの記事にも書いています。

【nTechの理解】脳は違いが大好き(別れるために一緒になる)

③ 過去とつなげてとる(昔話)

脳は「過去」もしくは、過去から連想した未来しかとれません。

つまり「今ここ」を認識できないんです。

たとえば、今みなさんがこのブログを読み、脳で情報処理するまでの間、ほんのわずかでも時間はかかっています。

画像認識のイラスト

めちゃめちゃミクロな目でみたら、人間は「昔」しかみてないんです。

だから、みんな昔話が好きなんですね。(笑)

過去とつなげてとる認識のクセについては、こちらの記事にも書いています。

【nTechの理解】脳は今ここを認識できない(夢をみているから)

④ 有限化してとる(自慢話)

脳は「有限化」しなければ、モノゴトを認識できません。

たとえば、目にみえない空気を絵に描いてくださいって言われたら?

空気のイラスト

↑ こんな感じで雲っぽい線を描いたり、色を塗ったりするくらいしかできないですよね?

人間(の脳)は、存在を「ある」としか認識できません。

つまり、有限化した存在に執着するのが人間だってこと。

自分は価値ある存在(限られた存在)なんだ!

という気持ちのあらわれが「自慢話」です。

若手の海を奪う罪の重さ

冒頭でもお伝えした通り「老害」はめちゃめちゃ大きな社会問題です。

80歳を過ぎた政治家

いちばんわかりやすいのは日本の政治です。

なんで、いまだに80歳を過ぎたおじいちゃんが現役なのか?

わたしは、はなはだギモンです。(怒)

もちろん、そのおじいちゃんが優秀だってことはわかります。

が、若手に活躍の場を与えないことが重罪だって気づかないのか?(有権者も含め)

それは、海(場)もないのにお魚(若手)に泳げと言ってるようなもの。

汚い海で泳げないお魚のイラスト

それだと優秀な若手はどんどん海外に行ってしまうと思います。

結局、おじいちゃん政治家(&支持者)は、将来の日本のことなんてまったく考えてないんです。

当選してる時点で、それを証明してますよね?(苦笑)

ただ …

それもこれも、観点の範囲がどんどん狭くなる「脳の認識のクセ」によって考えられなくなってるだけ。。

おじいちゃん政治家が悪いわけではないんです。

わたしは、この問題の突破口は、nTech(認識技術)しかないと思っています。

まとめ

ここまでの話をまとめます。

  • 老害コミュニケーション4つ(同じ話、説教、昔話、自慢話)
  • 脳の認識のクセ4つ(部分、違い、過去、有限化)
  • 若手に活躍の場を与えないことは重罪である。
  • おじいちゃん政治家は将来の日本を考えていない。
  • 脳の認識のクセによって考えられなくなっている。

以上、老害コミュニケーションと脳の認識のクセについてでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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