なぜお金を稼ぐのか?自己実現、自己超越が当たり前の時代

なぜお金を稼ぐのか?自己実現、自己超越が当たり前の時代

こんにちは、みなみです。

世の中はお金を稼ぎたい人だらけです。

もちろん、わたしもそのうちのひとりですし、身近なまわりを見渡しても「お金なんていらない」と言ってる人はひとりもいません。

現代は資本主義社会なので、なんだかんだ言っても、あらゆるものはお金中心に回ってます。

お金はさまざまな価値に姿を変えられ、共通の尺度で価値を測ることができる素晴らしい道具です。

今回は、そんなお金について深掘りするとともに、お金では測ることのできない「自己実現」「自己超越」についてまとめてみました。

なぜお金を稼ぐのか?

人はなぜお金を稼ぐのでしょうか?

以下、マズローの5段階欲求です。

マズローの5段階欲求説の絵

お金を稼ぐ理由として、5段階の欲求をそれぞれ別の言葉に置きかえてみると、以下の3つに絞れると思います。

  • 死にたくないから(生理的欲求、安全欲求)
  • 認められたいから(社会的欲求、承認欲求)
  • 自分を追求するため(自己実現欲求)

死にたくないから稼ぐ

まず生きるためには食べなければなりませんし、安全に暮らすための環境も必要になります。

死なないためにお金を稼ぐことは、すべての人間に当てはまるもっとも原始的な理由になります。

認められたいから稼ぐ

生理的欲求と安全欲求が満たされると、次は社会の一員として所属してることや自分を認めてほしいという欲求が出てきます。

たとえば、SNSでフォロワー数やいいね!の数を気にすることもこれにあたると思います。

褒めてほしい
評価されたい
注目されたい

など。

人は、良い意味でも悪い意味でも、影響力を持ちたがるものです。

ビジネスの側面からみたら「稼いでる」という証は影響力にも繋がりますから、実績を残すために稼いでる人もたくさんいると思います。

自分を追求するために稼ぐ

社会的欲求と承認欲求が満たされると、次は自己実現欲求が出てきます。

自分の存在が認められ、ある程度お金も稼げてるのであれば、なおさら人は自分という存在を追求したくなります。

つまり、自分は何者なのかを追求したくなるんです。

たとえば、自分のやるべき仕事や社会への影響について、より深く考えるようになったり、楽しさや幸せを追求する価値観が広がったりもします。

お金稼ぎは時代遅れ

なぜお金を稼ぐのか?

もっとも低位な理由は「死にたくないから」で、もっとも高位な理由は「自分を追求するため」でした。

人の欲求には切りがないので、低位な欲求が満たされると、次は必ず高位な欲求が生まれるものです。

お金では本当の価値は測れない

お金を稼ぐことについて論じるときは「低位な欲求」と「高位な欲求」をしっかりわけておく必要があります。

もし、今の生活状態がとても苦しくて、低位な欲求も満たされてないのであればお金は必要です。

しかし、高位な欲求になればなるほど、お金ではその欲求を満たすことはできなくなります。

今回の記事は、おもに高位な欲求を満たすための「お金稼ぎ」についてフォーカスしてますので、一概にお金稼ぎが悪いと言ってるわけではありません。

補足
人間はお金に執着しやすいので、善悪のジャッジも働きやすくなります。だから、しっかりとわけて話をした方がよいです。

では、なぜお金では高位な欲求を満たすことはできないのか?

それは、お金では「本当の価値」を測ることはできないからです。

たとえば、お金で幸せの度合いを測ることはできないし、人間の存在価値を測ることもできません。

「お金持ち=幸せ」とは言えませんからね。

お金持ちでも自殺してしまう人はいるし、いくら稼いでも上には上がいるもので、稼げば稼ぐほど失う恐怖もつきまといます。

その意味では、お金稼ぎは時代遅れな手段だと言えるのです。

自分は何者なのか?

世の中全体が高位な欲求に意識を向けはじめると、人びとは「楽しさ」「幸せ」「自分らしさ」など、自分を追求するようになります。

しかし、残念ながら、人間は自分が何者なのかを知ることはできません。

なぜなら「この体が自分」という執着がハンパないからです。

この体が自分という執着

人間(の脳)はすべての存在を「有る」としか認識できません。

つまり、人間は存在に執着する生き物なんです。

そのなかでもダントツに執着するのが「この体の自分」。

人間はみな死ぬのが怖いですよね?

この体がなくなってしまうことの恐怖はハンパないです。

でも、その「体」ってホントの自分なんでしょうか?

もちろん、違います。

自己実現を果たそうとしてる「自己」の認識が、そもそも間違っているわけですから。。自分が何者なのかわかるはずはありません。(汗)

存在への執着については、コチラにまとめています。

【nTechの理解】脳は無限を認識できない(有る中毒)

5感覚と脳の限界

人間が存在に執着する原因は「5感覚と脳」にあります。

5感覚でインプットできる情報はごくわずかです。

たとえば、人間の視覚は「可視光線」という狭い範囲しか認識できず「紫外線」や「赤外線」などを認識することはできません。

視覚だけではなく、他の4感覚も同様に、認識できる領域は非常に狭い範囲に限られています。

つまり、5感覚と脳は部分的で限られた情報しか処理していない。

それなのに人間はあたかもそれが全てかのように信じ切っています。

5感覚と脳を基準に認識している限り、人間は「自己」を認識することは不可能です。

脳の部分認識についてはコチラをご覧ください。

【nTechの理解】脳は部分だけをとる(目的を見失う人たち)

また、5感覚と脳の限界については「認識の3要素」として、コチラの記事にまとめています。

【nTechの理解】認識の3要素(主体・客体・背景)とは? 【nTechの理解】認識の3要素(主体・客体・背景)とは?

自己超越欲求

マズローは晩年、6段階目の欲求に気づいたと言います。

「自己超越欲求」です。

それは自分や他人という存在を超えた世界です。

わたしはこの境地こそ、5感覚と脳の認識を超えた世界であると思っています。

5感覚と脳に支配されている限り、自分や他人の存在を超えることはできません。

今はまだ、自己超越はおろか、自己実現がどうこう言えるレベルにはない。

これが人間の現在地なんです。

アクションプラン

ここまでの話を通して、わたしが提案するアクションプランは、nTech(認識技術)を学ぶ、です。

5感覚と脳の限界を解決することで、人間は自己超越できる存在に進化します。

これからのAI時代、世の中のニーズはどんどん自己超越に向かっていくでしょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

令和哲学・nTech(認識技術)関連情報

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