こんにちは、みなみです。
みなさんは今までに「会社を辞めたい」と思ったことはありますか?
会社勤めをしている人であれば、だれでも一度や二度はありますよね。
たとえば、やりたいことが出来ると思い、希望の会社に就職したけれど、だんだんと自分の与えられている役割に意義を見出せなくなってきている。
もしくは、はじめからなんとなく就職したので、希望など持っていなかったという人も大勢います。
自分がなにをやりたいのかなんて、はじめはわからないですから。。なんとなく派が大多数なのではないかと推測します。
いずれにせよ、仕事がつらい時期というのはだれにでもあるものです。
今回は、おもに会社務めをしている人に向けて、会社を辞める/辞めないの判断基準についてまとめてみました。
会社を辞めたいときの判断基準は?
仕事がつらくて、会社を辞めたいと感じたときの判断基準は?
結論的には、動かないよりは、動いた方がよいです。ただし、生産者を貫くこと。
生産者を貫く
会社を辞める/辞めないの判断は、正直、あまり重要ではないと思います。
もちろん、今はひとつの会社でずっと働くよりも、まず色んなことをやってみて、自分に合うものを見つけるほうが、時代には即していると思います。
それに変化するためには、環境を変えるのがいちばん手っ取り早くて確実です。
その意味では、辞めたいのならすぐに辞めた方がよいと思います。
ただ、それよりも重要なポイントは「自分は生産者である」というあり方です。
それは創造主と言ってもよいですし、もっと平たく言えば、自分が楽しむことです。
生産者と消費者
生産者のあり方がないまま、単なる消費者として動いているだけなら、おそらく、動けば動くほど苦しくなっていくでしょう。
では、生産者と消費者の違いとは、なんでしょうか?
生産者とは?
生産者とは「動きそのもの」になることです。
「動いていない」から「動く」という相対的な変化ではなく、そもそもが「動きそのもの」のあり方に変化していることがもっとも大切です。
あり方が決まっていれば、どこで働こうがつねにワクワクしながら、それを意識することもなく、勝手にクリエイティブを楽しむはずだからです。
幼い子どもをイメージしてみるとわかりやすいです。
幼い子どもはなんにでも興味があって、あれこれ考えずに勝手に動き出して、失敗をし、また動いて徐々にいろんなことが出来るようになります。
まさにあり方が、動きそのもの(生産者)になっているわけです。
人間はクリエイティブな活動をしているときが、いちばん楽しいと思うんです。
たとえば、会社でつまらない雑用を任せられたとしても、それをただつまらないものと認識してこなすのと、自分なりに創意工夫をこらし、遊び感覚でこなすのとでは、同じ雑用でも楽しさはぜんぜん違います。
つまり、生産者とは、受動的ではなく、能動的に楽しんでいる人のことを指します。
もし、これも出来ないような環境であれば、すぐに辞めた方がよいと思います。
社畜は消費者の代表格
ひと昔前、いや、ふた昔前くらいまでは「会社人間」とか「企業戦士」という言葉は一般的でした。
しかし、今では、時代が変わり「社畜」という言葉に置き換わっているように思えます。
今までの会社経営者は、過去の経験や知識を社員に教えて、社員がその知識を使う(消費する)ことにより、会社に貢献することを求めました。
その行く末が社畜の量産です。
社畜とは、自分の意思と良心を放棄して、会社の言いなりになって働いている奴隷化した賃金労働者のことです。
つまり「消費者」の代表格です。
もちろん、すべてのサラリーマンのことを指すわけではありません。
ですが、時間を切り売りしてお給料をもらっている以上、どうしても生産者ではなく、消費者としての発想が育ちやすくなってしまうことは事実です。
時間を切り売りするってラクですからね。
これからは、ひとり一人が「知識を消費する」時代から「知識を生産する」時代に変わっていきます。
なので、会社を経営する上でも、今までの延長で経営をするのではなく、社員を生産者に誘導し、育てていくことがとても大切になります。
会社を辞めるのではなく社畜を辞めること
生産者のあり方を貫いていれば、たとえ、会社を辞めなかったとしても、それをネガティブに捉えることなく、たとえば、3年など期間を決めて、その会社の社長以上に組織を愛することも出来ます。
その会社で社畜のように扱われることを承知の上で、自分のすべての能力を注いで会社全体をひっくり返して上昇させる。
その期間内は生産能力を高めるステップだと思えばよいし、もしそれも出来なくなるようであれば、辞めてしまえばよいのです。
つまり、”会社を辞める” ことよりも “社畜を辞める(生産者になる)” ことをまっとうするべきなんです。
生産者になれないのはなぜか?
幼い子どもは、皆、生産者です。
「思い方・やり方」はまだまだ未熟でも「あり方」に関しては、大人よりもはるかに健康的で進化しています。
しかし、残念ながら、人間は大人になるにつれて、生産者のあり方を忘れてしまいます。
脳の発達とともに「あり方」ではなく「思い方・やり方」が優位になってしまうからです。
つまり、生産者になれない原因は、人間の「脳」にあるわけです。
脳の認識のクセ
人間は大人になるにつれて、脳が発達して、生産者としてのあり方を忘れてしまいます。
それはなぜでしょうか?
人間の脳には認識のクセがあるからです。
- 部分だけをとる(全体はとれない)
- 違いだけをとる(共通はとれない)
- 過去とつなげてとる(今ここはとれない)
- 有限化してとる(無限はとれない)
要するに、人間は大人になるにつれて、この4つの脳の認識のクセがより強固になってくるわけです。
幼い子どもには、分別がありません。
「ここまでやったら終わり」みたいに、部分的な認識はせず、楽しいことは、ずーっとやっていますし、延々と同じことを繰り返し、言ったりやったりするのは当たり前です。(親としては疲れますが ^^; )
つまり、分離(違い)がないわけです。無限なんです。
そして、やりたいことは、今ここ!すぐにやりたがるものです。
子どもの脳は未熟なので、ひとりではなにも出来ませんけど、あり方は一級品です。
脳の観点の問題
生産者になれない原因が「脳」にあることはわかりました。
脳の構造がそうなってるんだから。
そんな声は聞こえてきそうです。
たしかに脳の構造を変えることは出来ません。
ただ、もうお気づきだとは思いますが。。
その発想こそが、過去とつなげてしかとれない思い方・やり方ベースの発想です。
子どもはそんなことは考えないでしょう。
子どもは、これだ!という問題を発見したら、ただ純粋にその問題を解決したい意志で動くはずです。
nTech(認識技術)では、脳の認識のクセを「脳の観点」とも表現します。
ただただ純粋に、問題解決に向かってひたすら走り続けられるあり方をゲットするには、正しい問題発見とともに、それを解決するための道具を手に入れる必要があります。
脳の構造を変えることは出来ないから、道具を使うんです。
その道具が、nTech(認識技術)です。
もっとも良質な生産は仲間づくり
先日、6歳(年長さん)になる息子と一緒にお風呂に入っていたとき、こんな質問をされました。
息子
わたしは、とっさにこう答えました。
パパ
どの観点からみるのかで、答えはいかようにも変わりますから、この答えには正解も不正解もありません。
ただ、わたしは日ごろから、人間のミッションは、組織をつくることだと確信しています。
なぜなら、脳の観点を超えてバージョンアップした人間は、必ず組織づくりに向かうからです。
人間はひとりではなにも生産できません。
子どもを産むのにも「男」と「女」の出会いが必要なように、そもそも「自分」という存在は、出会いから生まれています。
出会いがなければ、生産はできないんです。
つまり、もっとも良質な生産とは、出会いをつくること。
すなわち、仲間づくりであり、組織づくりです。
組織づくりについては、以下の記事にもまとめています。
組織がまとまらない根本原因と理想の組織づくりとは?まとめ
ここまでの話をまとめます。
- 会社を辞めたいのなら辞めた方がよい。ただし、生産者を貫くこと。
- 生産者とは「動き」そのものになること。
- 生産者とは能動的に楽しんでる人。
- 知識を消費する時代から、知識を生産する時代へ。
- 会社を辞めるのではなく社畜を辞めること。
- 生産者になれない原因は、脳の観点。
- 純粋な問題解決意志が大事。
- もっとも良質な生産は仲間づくり。
以上、 会社を辞める/辞めないの判断基準についてでした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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